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鉄道に乗る“体験”~生演奏の音楽と地元の素材を使った料理で感じる伊豆の魅力~

2018.11.16

ザ・ロイヤルエクスプレスでラグジュアリーな鉄道の旅

かつて鉄道は目的地に早く到着することが求められ、鉄道会社も車両のスピードアップに多額の研究開発費をかけて技術を向上させてきました。しかし近年ではこれまでの鉄道史の流れと逆行するかのように、「移動」の手段としてではなく、「乗車」そのものを目的とする観光列車が続々と生まれています。これは鉄道に乗る”体験”を売りにしているということであり、最近注目されている「コト」消費の一形態であるともいえるでしょう。

<美しさ、煌く 旅>

2017年7月にデビューした「ザ・ロイヤルエクスプレス」もそのひとつです。
東急電鉄が催行し、JR東日本と伊豆急行が運行する観光列車で、横浜-伊豆急下田の約140kmを3時間というゆったりした速度で走ります。「美しさ、煌く 旅」をキャッチコピーに掲げ、風光明媚で多くの文豪にも愛され、数々の劇的な歴史の舞台にもなった伊豆の魅力を存分に感じてもらえるようにというコンセプトから誕生しました。

まばゆく輝くロイヤルブルーに塗装された8両編成の車両は、JR九州の豪華寝台列車「ななつ星 in九州」のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏が改装を指揮し、氏の卓越した手腕で、伊豆急で24年間使用された車両が美しく生まれ変わりました。

展覧会や結婚式、会議などの様々な用途に使用できるマルチスペースカーは、特殊技術の「電鋳」で製作した黄金のパネルを世界で初めて天井に配した車両です。列車内の音旅演出や料理、飲食をその分野のスペシャリストが監修し、音旅演出は「旅と音楽」をテーマに活動する大迫淳英氏が、華麗なる音色で列車での旅に華やかな彩りを添えています。料理は地元の素晴らしい食材をふんだんに使い、飲料はコーヒーや紅茶、ワインの銘柄品と、最高のおもてなしを提供してくれます。

<乗車プランは2種類>

乗車プランは「食事付き乗車プラン」と「クルーズプラン」の2種類です。食事付き乗車プランは列車内での昼食付きの片道乗車プラン。座席は「プラチナクラス」と「ゴールドクラス」があり、プラチナクラスは組子などの伝統工芸やステンドグラスなどが散りばめられた贅沢な空間で、バイオリンとピアノの生演奏やコース料理を楽しむことができます。ゴールドクラスの料理はお重です。木のプールや絵本図書館を備えた、子供から大人まで楽しめる仕掛けが施された空間で、小学生未満の子供が並んで座ることができる「ファミリーシート」も用意されています。料金はプラチナクラスが35,000円、ゴールドクラスが大人1名25,000円、子供1名20,000円です。

クルーズプランの座席はプラチナクラスになり、往復乗車運賃と昼食の料金、宿泊料金(夕朝食付き)、現地観光料金が含まれ、料金は2人1室で利用の場合、1人あたり13万5000~15万円です。どちらのプランもアルコールを含む飲料代金(一部除く)が含まれるのが嬉しいですね。出発日は月ごとに設定され、申し込みは公式サイトか郵送のどちらかとなります。通常のプランのほかに、特別企画としてクリスマスクルーズプランなどもあります。

<ラグジュアリーな体験>

このようなスローな旅がもてはやされるのは、早さばかりが求められる昨今の世情のアンチテーゼともいえるでしょう。一人旅にも一家団欒の旅にも適したザ・ロイヤルエクスプレスで、ラグジュアリーな体験をし、明日への活力をチャージされてはいかがでしょうか。

ザ・ロイヤルエクスプレス公式サイト https://www.the-royalexpress.jp/

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部