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長崎県長崎市には昔、炭鉱で栄えた島があった

2018.11.09

世界文化遺産である廃墟「軍艦島」を巡る旅

軍艦のような形をした島が昔、「軍艦島」と呼ばれ、多くの炭鉱の人たちの暮らしを支えていたことをご存知でしょうか?
現在では世界文化遺産に登録され、毎日のように世界中の人たちが訪れています。
今回は、廃墟となったいまも人々を魅了し続ける軍艦島の歴史や見どころ、楽しみ方について紹介します。

■軍艦島とは?

海に浮かんでいる姿が「まるで軍艦のよう」だったため、通称「軍艦島」と呼ばれていた島で、正式名称は「端島」と言います。
端島は、長崎県長崎市にある長崎港からおよそ18.5キロの南西に位置し、明治から昭和の時代にかけて炭鉱で栄えた島です。
南北に約480メートル、東西に約160メートルの小さな島に、一時は、当時の東京よりも高い人口密度でしたが、炭鉱の縮小とともに廃墟となったのです。
その後、廃墟ブームや映画の撮影、廃墟マニアの間などでたびたび話題となり、2015年には世界文化遺産に登録され、再び大きな脚光を浴びることになりました。

■当時の人々の暮らしを知ることのできる「軍艦島日帰りツアー」

軍艦島に住んでいた当時の人たちは、とても収入が高く、娯楽はもちろんのこと、まだ貴重だった電化製品を積極的に購入していました。
そのため、廃墟に残るテレビやオーディオなどは、軍艦島に住む当時の人たちの経済力や華やかな暮らしぶりを浮き彫りにし、話題となったのです。
廃墟の中に残された電化製品の現物などを見ることはできないものの、当時の人たちの暮らしを知ることができる「軍艦島ツアー」が人気です。

■軍艦島の2つのツアー

人気のある軍艦島ツアーには、「上陸」と「周遊」の2種類があります。
周遊ツアーでは、軍艦島の周囲を見学、さらに近づいて船の上から軍艦島を見学することができます。実際の上陸では見学できない廃墟も間近で見ることができるため、望遠レンズなどで撮影する方におすすめです。
上陸ツアーでは、軍艦島を周囲から見るだけでなく軍艦島へ実際に上陸し、保存されている当時の廃墟のうち許可されている3ヶ所を見学することができます。軍艦島の雰囲気を味わいたい、廃墟を間近でよく見たいという方におすすめです。
どちらのツアーも予約が必要で、とくに上陸ツアーは予約が取りにくいため、早めに予約しておきましょう。

■軍艦島ツアーに向けての豆知識

小学生未満のお子さまがいる場合には上陸ができないため、上陸ツアーより1,000円ほどリーズナブルな価格の周遊ツアーを満喫しましょう。
また、11月~3月の間は上陸が難しい期間となっていますが、4月~10月のシーズン中も、気象によっては上陸できないこともあるため、上陸できるかどうかはタイミング次第です。
実は、先日(2018年10月30日)のニュースで、10月の初旬に長崎県に接近した台風の影響により、軍艦島への上陸の目途が立っていないことが報道されています。
島の周囲だけを見学できる軍艦島周遊ツアーは健在ですが、軍艦島への上陸を希望される方は、ニュースなどのチェックをお願い致します。

■船酔いが怖くて軍艦島ツアーを躊躇している方へのご提案

船酔いが酷い方は、ほぼ揺れを感じないような造りになっている、「軍艦島コンシェルジュ」という船のツアーがおすすめです。

■軍艦島とあわせて行きたい「軍艦島デジタルミュージアム」

時間のある方は、軍艦島ツアーの乗船前に、「軍艦島デジタルミュージアム」へ行かれることをおすすめします。
日本で最も古いと言われている軍艦島の鉄筋コンクリートのアパートや屋上庭園、世界一の人口密度を誇った当時の様子を、たくさんの写真やVRなどで体感することができる施設です。
軍艦島デジタルミュージアムでは、軍艦島の歴史や暮らしをとても詳しく知ることができるので、実際に島へ行ったときに思い返しながら見学することができます。
軍艦島コンシェルジュのツアーに予約すると、軍艦島デジタルミュージアムが半額になるので、軍艦島ツアーを予約する際にお問い合わせください。

■まとめ

日本の主要エネルギーが石炭だった時代、炭鉱で働く人や、その家族の暮らしを支えた軍艦島へ足を運んでみませんか?
命を懸けて炭鉱で働いた人たち、団地の階段さえ遊具にして遊んだという子どもたち、台風の影響で荒れ狂う波を怖がることもなく見学に行ったと言われる気丈な女性たち…そんな軍艦島の人たちの暮らしに学び、感じることがあるはずです。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部