大量生産されている安い豆腐は危険!?~その豆腐、「大豆の味」していますか?
2018.09.28
大豆の含有量は雲泥の差!本当に体に良い豆腐の選び方
今回は、地大豆を使った全国各地の美味しい豆腐を紹介するとともに、大豆の含有量や豆腐に使われる添加物についても詳しくみていきましょう。
大量生産されている安い豆腐は危険
カラダに良いと話題になったこともあり、積極的に購入する人が増えている豆腐ですが、大量生産されているような安い豆腐を購入してしまうと、逆に健康を脅かすことにもなりかねません。
値段が安いものを作るためには、安い材料を使う必要があります。例えば、遺伝子組み換え大豆なども含む安く輸入した大豆を使用し、加工の過程で凝固する際に、消泡剤(グリセリン脂肪酸エステル)などの添加物を使用したりすることで、安い価格で豆腐を作り上げているのです。
消泡剤や、天然にがり以外の凝固剤は自然界には存在しない添加物のため、避けたほうが無難です。
農薬率の低い国産地大豆をふんだんに使った豆乳を、天然にがりで凝固した豆腐を購入するようにしましょう。そして豆腐だけでなく、豆乳や納豆など、安い大豆商品にも気をつけたいものです。
水増しされた豆腐
豆腐は豆乳を凝固して作りますが、この豆乳を水増しして作られている豆腐もたくさんあります。
木綿より絹ごしの価格が安いのは、実は絹ごしの方が、水分量が多いからなのです。
ただ、料理によっては絹ごしの方が美味しいこともあり、木綿と絹ごしは、どちらが良い、悪いというものではありません。ただ、50円を切るような価格で販売されている豆腐の大豆含有量は相当低く、大豆のメリットである栄養素についても期待できないでしょう。
地大豆を使用した豆腐も販売されている
流通している食品用大豆は、輸入大豆が全体の75%を占め、国産大豆はわずか25%しか生産されていないのが現状で、豆腐に使用されている多くの大豆は輸入品で、デパートやスーパーなどに並ぶ豆腐のほとんどが、輸入大豆を使用した商品となっています。
そんな中、美味しさと消費者の健康や安全にこだわり、地元で採れた大豆「地大豆」を使用した豆腐を販売している豆腐屋もあります。日本で普及・推奨されている大豆には遺伝子組み換え技術が使われていないため、安心材料のひとつとも言えるでしょう。
地大豆を使った全国各地の美味しい豆腐
・とうふ工房わたなべ
店舗から3キロ圏内で栽培された大豆を使用した「地元の大豆でつくった豆腐」は、濃厚なのにやさしい大豆の、昔懐かしい味が口の中いっぱいに広がります。
フードマイレージにこだわり、地元で採れる安心で安全な大豆を消費者に届ける努力を続けている豆腐屋です。
参考URL:http://www.11-12.co.jp/index.html
・株式会社 八雲
兵庫県産完熟大粒大豆から搾った高濃度の豆乳と、六甲(兵庫県)の天然水を使った「神戸豆道楽 こく濃もめん」は、しっかりとした大豆のコクとなめらかな口当たりが楽しめます。
また、「神戸豆道楽 こく濃もめん」は、兵庫県推奨豆腐にも指定されています。
参考URL:http://www.tofu-yagumo.jp/
・株式会社 住吉屋食品
地元山形県産の大豆と霊峰月山の雪解け水(山形県)を使用した「地大豆 もめん」は、深みとコクのある味わいが楽しめます。
天然にがりを使用し、消泡剤が無添加だという部分にも注目です。
参考URL:http://sumiyosiya.jp/
インターネットでお取り寄せできる豆腐から、その地へ足を運ばないと手に入らない豆腐までさまざまですが、どれも絶品です。ぜひ一度、お試しください。