レジャー

非日常体験・観光列車で心を癒やす鉄道旅

観光列車で心を癒やす鉄道旅

2017.12.15

車窓に広がる四国の絶景と美味・人情すべてが魅力!

四国の海と山の絶景を堪能できる、対照的な2つの観光列車がここ最近人気を集めています。

海側を走る観光列車は、JR四国の「伊予灘ものがたり」。車窓には伊予灘の絶景が広がり、開放感ある大海原を目にしながら、地元愛媛の食材をふんだんに使ったご当地料理が楽しめることで人気の高い観光列車です。

コースは、愛媛県の松山駅と伊予大洲駅を往復する「大洲編」「双海編」松山駅と八幡浜駅を往復する「八幡浜編」「道後編」1日4コース。基本的には、土日祝日に運行日が設定されています。

車内は、レトロモダンな明るいインテリアで統一。海側のカウンター席や2人用・4人用のテーブル席などがあり、畳+座椅子の席も。山側の席は1段高くなっていて、山側でも海が見えるようになっています。

特に景色の美しい場所では、車内アナウンスとともにゆっくりと走行。青春18きっぷのポスターにも度々取り上げられている下灘駅では10分の停車時間があり、海がすくそこに迫る風景や車両の記念撮影を楽しめます。「双海編」で途中停車可能な伊予上灘駅では、特産品の販売とともに、かわいい犬のリセ駅長と猫のタマ駅長がお出迎えをしてくれる場合も。

一方、「四国まんなか千年ものがたり」は、「大人の遊山(ゆさん)」をコンセプトとする里山の風景が満喫できる観光列車香川県の多度津駅から徳島県の大歩危駅までの便が「そらの郷」大歩危駅から多度津駅までの便が「しあわせの郷」と命名されています。

車内は、入ると木の香りが漂う古民家風で居心地の良い空間。車窓に広がる渓谷や里山の風景と、香川・徳島の地元食材を活かした料理が堪能できます。途中下車できる駅は、専用ラウンジがある琴平駅と、車では行けない「秘境駅」の坪尻駅。坪尻駅に立つと、都会の喧騒から隔絶された静寂が感じられるでしょう。

どちらの観光列車も、快適な車両内に居ながらにして四国の自然と地元の味を楽しめる点が魅力ですが、実際に乗車してみると、魅力はそれだけでないことに気づきます。

絶妙な距離感で、鉄道旅をより快適に過ごせるよう配慮を尽くすアテンダントさんのサービス、途中下車ではいつも列車のそばで見守る運転士さんとの会話、沿線の地元住民の歓迎。四国に住む人たちの温かさが感じられる瞬間、「人」こそがこの列車で旅をする醍醐味だと感じられるでしょう。

日常生活に疲れたら、心の休息を取りに、四国の観光列車で鉄道旅に出かけてみませんか?

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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