潜在意識下にあなたの理想の経営を刷り込む「願望実現のための6カ条」
2018.10.17
ナポレオン・ヒルから学ぶ、あなたの思考を現実化する経営論
今回は、そんなとき、あなたのビジョンを明確にし、経営のチェックポイントを示してくれる、ナポレオン・ヒルの「思考を現実化するメソッド」をご紹介します。
ナポレオン・ヒルとは
ナポレオン・ヒルは、アメリカのバージニア州に生まれ、駆け出しの新聞記者時代に出会った「鉄鋼王」アンドリュー・カーネギーに成功哲学を学んだ人物で、その成功哲学をまとめた自己啓発本が、「思考は現実化する」という世界的名著です。
ナポレオン・ヒルの教えとは
ナポレオン・ヒルの教えは17項目に渡りますが、その中でも彼の根幹に当たる価値観・考え方は、「潜在意識の活用」です。
人の意識構造には、自分で認知できる「顕在意識」と、自分では認知できない「潜在意識」の2種類が存在します。
意識構造はよく「氷山の一角」に例えられます。
海面から顔を出している部分は顕在意識、水中に沈んでいる部分は潜在意識を示し、その割合は顕在意識:約20%、潜在意識:約80%と、潜在意識が圧倒的多数を占めます。
例えば、「タバコをやめよう」と思っているとき、それが行動に反映される確率は20%。
もし本音では「タバコをやめたくないなあ」と思っていたら、80%の確率でタバコを吸い続けるといいます。
あなたの行動を強くコントロールしているのは潜在意識で、その潜在意識を味方につけることで、本当に求めることを実現させるのが、ナポレオン・ヒルの提唱する「潜在意識の活用」なのです。
思考を現実化する方法
ナポレオン・ヒルの教えを医院経営に活かすためには、潜在意識下にあなたの理想の経営を刷り込むことが必要です。
書籍「思考は現実化する」では、この内容について「深層自己説得」と表現し、以下のように明記しています。
創造的な思考の種子を潜在意識に植えつける。
深層自己説得を活用せよ。
それが感情と組み合わされたとき、あなたは素晴らしい力を発揮することができる。
この深層自己説得を活用した願望実現のプロセスである「願望実現のための6カ条」をご紹介します。
①実現したい願望・ビジョンを明確化する
実現したい願望やビジョンは、「収益を上げたい」などとあいまいなものではなく、「年間売上◯◯円、年間来患者数◯◯人を達成」など、できる限り明確化するのがポイントです。
この願望やビジョンを元に以降の項目を決めていくので、非常に重要な項目です。
自分の願望に正直になり、本当に求めるものを明確化しましょう。
②「差し出すもの」を決める
何かを得るためには、何かを失うことを覚悟する必要があります。
実現したい願望を手に入れるために、何を差し出すかを決めます。
例えば、「患者に対して正直に関わる」ことを目標とするならば、「患者から好かれることを手放す」ことが求められるかもしれません。
③「最終期限」を決める
願望をいつまでに実現するか、その期限を具体的に決めます。
期限を明確化することで、取るべき行動もおのずと定まってきます。
期限を設定する際は、「できそうな期限」ではなく「達成したい期限」にすると、よりモチベーションが高まるのでオススメです。
④詳細な計画を立て、行動する
願望実現のための詳細な計画を立てます。
その内容は、詳細であればあるほどよいでしょう。
そして、まだその準備ができていなくても、迷わずにすぐに行動に移すことがポイントです。
⑤実現したい願望・差し出すもの・最終期限・詳細な計画 を紙に書く
①〜④で決めたことを紙に書きます。
この際、内容を省略せずに詳しく書き出しましょう。
⑥紙に書いたことを1日2回、なるべく大きな声で読む
⑤で紙に書いたことを、1日2回、起床直後と就寝直前になるべく大きな声で読みましょう。
このとき、「もうすでにその願望を実現している」と、自分に信じ込ませて読むことが大切です。
まとめ
あなたの医院経営に潜在意識を活かすためには、「願望実現のための6カ条」に真剣に取り組むことがオススメです。
また、定期的に見直してバージョンアップさせると、より明確な願望実現に近づきます。
潜在意識を味方につけて、理想の医院経営を実現させてください。