クラウドファンディングから生まれた本格調理できる圧力鍋の魅力
2020.12.05
ガスも電気も不要!アウトドアから災害時まで幅広く頼れる「サポット」
今回は、そんな「あったらいいな」を詰め込んだ、アウトドアから災害時まで幅広く頼れる「サポット」を紹介します。
■クラウドファンディングから生まれた「あったらいいな」
地震によりライフラインが止まってしまい、冷たい水で粉ミルクを飲まなければならない赤ちゃん、そして冷たい非常食を食べなければならない人々…
大地震のニュースを目にした開発者が、少しでも被災者の役に立ちたいという思いから開発に取り組み、クラウドファンディングを経て商品化したのがサポットです。
クラウドファンディングサイト「Makuake」では、目標金額の80万円をはるかに超える約240万もの応援金が集まり、現在は商品化されています。
では、サポットについて、詳しくみていきましょう。
■「サポット」とは
「サポット」とは、ガスも電気も使わずに炊飯や本格調理ができ、火加減の調整や火の消し忘れを確認する必要のない、魔法のような圧力鍋のことです。
災害時には頼もしく、アウトドアクッキングや保冷庫といった日常使いにも活用できるなど、「あったらいいな」がギュッと凝縮されています。
さらに、オシャレで愛らしいデザインと、オレンジ・ワイン・ブラック・グリーンの4種類から選べる豊富なカラーバリエーションもおすすめポイントです。
■サポットの仕組み
サポットは、「フタ」と「内なべ」、そして「外なべ」の3つからできています。
内なべは、「調理層」と言い、食材を入れる部分です。外なべは「発熱層」と言い、この発熱層のなかに水と専用の発熱材を入れて科学反応させることで調理ができる仕組みになっています。
紐を引っ張るとお弁当があたたかくなる「紐つきの駅弁」と同じですが、スペアリブや蒸しパンケーキといった本格調理をできる点が、サポットの特徴でありメリットです。
■サポットの調理時間と保温時間の具体例
1リットルの水であれば、およそ10分で80℃位まで上昇しますし、熱がまんべんなく食材に伝わるため、シチューやカレーは20分ほどで出来上がります。
調理を開始してから1時間後では90℃以上、1時間半後では80℃以上という高い保温性も兼ね備えているため、冬のレジャーシーンでも活用の幅が広がるでしょう。
■サポットの活用シーン
サポットなら、地震や大雨などの自然災害でライフラインが途絶えてしまったときはもちろん、野外で本格調理を楽しみたいときにも大活躍してくれます。
そして、子供を連れてのアウトドアでは、川遊びや自然の中で楽しむアスレチックなど目を離せないシーンも多いですが、下準備さえしておけば放置できます。
また、ガス火やIHでの調理が不安なお子様のクッキングや、火の消す忘れが心配だという高齢の方の息抜き調理にもおすすめです。
そのほか、外なべの発熱層に保冷剤を入れ、内なべに食材やチョコレート菓子など保冷したいものを入れて持ち運ぶこともできます。
まとめ
災害でライフラインがストップしたとき、ガスも電気も不要で使い方も簡単なサポットは、心強いアイテムとなり活躍することが予想されます。
しかし、ほかの防災アイテムと同じで、事前の予行演習は大切だと言えるでしょう。
アウトドアクッキングや普段の調理に活用しつつ、災害に直面したときに戸惑わないようにしておくと安心です。