2020年は、2018年から始まったフランドル絵画年の締めくくりとなり、ベルギー・フランダースでは「ファン・エイクとブルゴーニュ公国文化」と呼ばれる特別年でもあります。
また、5月初旬には4年に1度おこなわれる春限定のフラワーイベント「ゲントフロラリア」も開催される予定となっており、ベルギーから目が離せない年になりそうです。
今回は、そんなベルギーの楽しみ方についてご紹介します。

絵画を楽しむ

直近で開催される絵画展は、2020年2月1日（土）から4月30日（木）までの間にゲント美術館で開催される、「ヤン・ファン・エイク：視覚の革命」展です。
こちらの美術館では、ヤン・ファン・エイクと同じ時代を共に生きたドイツ・フランス・スペイン・イタリアの5ヶ国の画家たちの作品が展示されています。そのため、ヤン・ファン・エイクが活躍した600年以上前の作品を数多く楽しむことができます。
また、数年前に修復の終わった「神秘の子羊」の外側の作品についても鑑賞することができるため、貴重な美術鑑賞の機会となるでしょう。

春限定のフラワーイベントを楽しむ

ベルギーを旅するならば、絵画だけでなく、フラワーイベントの開催からも目が離せません。
まずは、毎年フロートベイハールデン城（グランビガール城）にて開催されている「フロラリア・ブリュッセル」が今年も開催されます。14ヘクタールにも及ぶ広大な土地に咲き乱れるチューリップなどの球根花と、手入れのされた古城とのコラボレーションには目を見張るものがあります。今年2020年は、4月4日（土）から5月3日（日）までの約1ヶ月間です。
また、今年は4年に1度の春限定フラワーイベント、「ゲントフロラリア」の開催年でもあります。50万株以上もの花や植物が屋内外に展示され、子供から専門家までが楽しめる幅広い内容となっている「ゲントフロラリア」は、5月初旬に開催されます。

今年は夏にもフラワーイベントが開催される

2020年は春だけでなく、夏には、2年に1度の頻度で開催される花の祭典「ブリュッセル・フラワーカーペット」を楽しむことができます。フラワーカーペットは、首都ブリュッセルの中心となるグラン・プラスにて制作され、鑑賞できるのは8月13日(木)から16日(日)までとなっています。
グラン・プラスは「世界で最も美しい広場」であると称えられたこともある場所であり、ベルギーで誕生したチョコレートのブランド「ゴディバ」の第1号店がある場所です。
また、月曜と木曜の週5日は朝に花市がおこなわれ、夜にはライトアップされた建物が幻想的な雰囲気になるなど、楽しみかたがたくさんある広場でもあります。

本場のチョコレートを楽しむ

チョコレートが有名なベルギーでは、チョコレートを堪能することが旅のひとつの楽しみだという人も少なくないようです。とくに、「ベルギー王室御用達」の8つのショコラティエは人気があります。
現在、「王室御用達」の称号を与えられているブランドは、日本でも人気のある「ゴディバ」のほか、ノイハウス、ガレー、レオニダス、ピエール・マルコリーニ、ヴィタメール、ヴァンデンダー、マダムドリュックです。5年毎に再審査がおこなわれるという厳しさも、味やブランドの信頼感を高めてくれます。

まとめ

絵画や花、そしてビールやチョコレートが有名なベルギーには、旅を楽しめる要素がたくさんあります。
さらに今年、2020年は、「ファン・エイクとブルゴーニュ公国文化」という特別年であり、4年に1度の春限定フラワーイベント「ゲントフロラリア」が開催される年でもあります。
ヨーロッパ方面への旅行を考えている方はぜひ、ベルギーへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか？