FINANCE

ダイエットで健康になると、保険料が安くなるって本当!?

2018.10.01

健康増進型保険~身体も財布も軽くする保険とは!?~

日本人は、世界でも有名な「保険好き」の民族と言われています。恐らく皆様もこれまでの人生の中で、「社会人になったから」「結婚したから」「責任ある役職や経営者になったから」と、様々なシーンで保険について考える機会があったのではないでしょうか。そんな保険好きの日本人のために、日本には死亡保険やがん保険、医療保険に年金型積立保険など、ありとあらゆる保障を整えた生命保険が数多く存在します。魅力的な保障をいくつも見ていると、ついつい将来の心配も相まって保険に入りすぎていたという方も多いようです。
実は今、ご自身が健康になることで保険料が安くなる「健康増進型保険」が続々と販売されています。健康増進型保険は一体どのような保険なのでしょうか?また、健康増進型保険に加入すると、何かメリットがあるのでしょうか?今回は、これからの保険の主流となる可能性を秘めた「健康増進型保険」についてお伝えしていきます。

健康増進型保険とは?

健康増進型保険とは、保険契約者が保険契約後に、運動や禁煙、バランスの良い食事や適度な飲酒などで、生活習慣や健康状態を改善し、契約時よりも健康になれば保険料が安くなる、という新しい仕組みの保険です。

これまで生命保険の割引といえば、タバコを吸わない、健康的で肥満ではない、高血圧ではない、ゴールド免許を所持している、などが基準値となる「健康体割引」が主流でした。この割引と並行して、最近では加入後にも契約者に健康を意識させるため、保険加入後に契約者が契約時より健康になれば、保険料を割り引く(またはキャッシュバックする)という制度が続々と導入され始めています。

なぜ今、「健康増進」なのでしょうか?その理由は主に以下の2つです。

① 多様化する生活スタイルで不健康リスクが高まり、不規則な生活によって生活習慣病になる人が年々増加中。国民一人一人の「健康寿命」に対する意識を高め、将来的に安定した健康生活を送れるよう習慣付けさせるため。

② 契約者一人一人が健康管理に対する意識を高め、病気の発症を減らすことで、保険会社はリスクを抑制し、保険金支払いを少なくするため。

生命保険は、契約者の病気や死亡に伴い保険金の支払いが発生するため、保険会社にはできるだけ契約者の病気・死亡リスクを減らし、保険金支払いを抑えたいという意図があります。

これまでは、喫煙歴や肥満度などの「過去のリスク」に対して保険料を設定していたため、将来のリスクまで判断することが困難、かつ支払い額も年々増加していました。しかし「健康増進型保険」は契約者自身に未来の「健康」を意識させるため、保険会社にとっては、「契約後に病気をしない契約者が増え、保険金支払額を抑えることができる」、契約者にとっては「健康になれば保険料が安く済む」という双方にとってメリットのある、まさに進化した保険と言えるのです。

どんな商品があるの?

現在「健康増進型保険」は、住友生命保険「Vitality バイタリティ」、東京海上日動あんしん生命「あるく保険」、ネオファースト生命「健康年齢」、損保ジャパン日本興和ひまわり生命「じぶんと家族のお守り」の4社で発売されています。
それぞれの特徴を簡単にご紹介しましょう。

住友生命保険「Vitality バイタリティ」(総合保障、医療保険)

バイタリティは、日々の健康増進への取り組みや、会社・病院で受診した健康診断、予防接種、ウェアラブルデバイスやスマートフォンを活用した運動履歴、ジムでの運動などをオンラインでポイント化し、ポイント数によって得られるステータスに応じて、保険料が変動する保険です。獲得ポイントによっては、1年で最大30%保険料が安くなります。アディダスやルネッサンスなどのスポーツ企業が提携しているため、健康への取り組みが長続きしない方にとっても、楽しく長く健康活動が続けられるようなサポートを受けることができます。

東京海上日動あんしん生命「あるく保険」(医療保険)

グッドデザインアワード2017を受賞した「あるく保険」は、1日平均8,000歩以上歩くと、保険料の一部が返ってくる保険です。半年ごとに達成状況を確認し、2年後に所定の健康増進還付金を受け取ることができます。スマホアプリとウェラブル端末とを連動することができますので、歩くだけで無理なく歩数を記録、健康管理できる仕組みとなっています。

ネオファースト生命「健康年齢」(医療保険)

ネオファースト生命の「からだプラス カラダ革命 7大生活習慣病入院一時給付保険」と「ネオde健康エール 特定生活習慣病入院一時給付保険」に導入されている「健康年齢」は、加入時からの健康状態を年齢で表し、保険料を算定する仕組みです。契約後、3年ごとに現状での健康年齢を算出し直し、更新前よりも健康、健康年齢が若ければ、更新後の保険料が安くなります。健康年齢は、健康診断データなどから個々に算出されます。

損保ジャパン日本興和ひまわり生命「じぶんと家族のお守り」(収入保障保険)

この保険は、契約時に「健康体割引」を適用することができますが、もし「非喫煙健康体」に該当しなかった場合、「健康☆チャレンジ!制度(保険料率変更)」に挑戦することができます。この制度は、契約後所定の期間内に喫煙状況や健康状態が改善され、保険会社の基準を満たせば、保険料率が変わり、その後の保険料が安くなる仕組みです。また契約日に遡って計算した保険料差額を、「健康チャレンジ祝金」を受け取ることができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?忙しい日々の中では、自身の「健康」をおろそかにしてしまいがちですが、ご自身が健康になることで、将来的に保険料が安くなる「健康増進型保険」は、皆様が健康的な毎日を送るためのきっかけとなるのではないでしょうか。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部