レジャー

世界で評価が高まる日本のワインを堪能

2019.08.27

日本初のワイナリー!山梨県のシャトー・メルシャンで過ごす休日

ワインはフランスやイタリア、最近ではチリなどのものが有名で、レストランやお店などでも多く見つかり私たちの生活にも馴染んでいます。しかし、この数年間で日本産のワインが世界的に注目されていることをご存知でしょうか?2016年にはイギリスの権威あるコンクールでアジアの銘柄としては初のプラチナ賞を受賞、2019年には日本の白ワインが世界5000以上ものワインの中からトップ15に選ばれるなどコンスタントに評価されているのです。

140年以上もの伝統!シャトー・メルシャン

アジア初のコンクール受賞、トップ15を受賞など世界で評価されている日本のワインは、シャトー・メルシャンでつくられています。メルシャンは気軽に飲むことができるワインメーカーとして有名ですが、メルシャンの前身は「大日本山梨葡萄酒会社」で、フランスでワインづくりを学んだ2人のパイオニアにより1877年に設立されました。実は、日本ではまだワインづくりに加えてワイン自体も主流ではなかった1966年にすでに国際ワインコンクールで日本初の金賞を受賞しています。
1970年には、本格的な日本産ワインづくりを行うためにシャトー・メルシャンが設立されました。その後、フランスの高級ワインとして有名なシャトー・マルゴーの責任者がアドバイザーに加わり、ボルドー大学と共同で研究を行うなど本物のワインづくりの礎を築いてきました。その成果が実り、近年の日本産ワインの快進撃へと繋がっていきます。

日本のワインづくりを見て、飲んで、学ぶ!

シャトー・メルシャンは果物の産地として広く知られている甲州市にワイナリーがあります。自社の葡萄畑、醸造所、資料館のほか、気軽にワインを楽しめるテイスティングカフェ、ワインショップが併設されています。ワイナリーツアー(予約制)に参加すれば、本格的な地下セラーやヴィンヤードと呼ばれる葡萄畑の見学に加えて、専属ソムリエによるワインの講座やテイスティングを楽しむことができます。ワインづくりは欧米が本場で、日本の湿度の高い気候では美味しいワインをつくることは難しいとされてきましたが、日本の技術力や研究力の高さでカバーされていることなどを学べます。また、140年ほど前の創業当時に使用されていた樽などが展示されているワイン資料館(予約不要)は、当時の施設を体験することができ、夏でも涼しく感じられる建物となっています。

山梨の雄大な景色を眺めながらワインを嗜む

日本の最先端のワインづくりを本格的に知りたい場合には、ワイナリーツアーに申し込んでの参加がオススメですが、気軽に日本産ワインを楽しむなら、テイスティングカフェでアペリティフやランチはいかがでしょうか?
資料館の前にある、モダンで明るいカフェには広いお庭が併設されており、天気が良い日には広い空と山梨の山々を眺めながらゆったりと時間を過ごすことができます。メニューは様々なテイストのワインを飲み比べることができるセットが豊富です。また、シャトー・メルシャンのワインを知り尽くしたソムリエに相談して好みのワインを選ぶこともできます。ワインに合うフードも多数準備されており、日本国内とは思えない特別な空間で、のんびりと日本のワインと食材を楽しむことができます。帰りには、同じ銘柄のワインや、ここでしか買えないワインをカフェ内で購入して持ち帰ることや郵送も可能です。日本ならではの品種、果物を使用したワインなども取り揃えており、プレゼントやお土産にも最適です。

まとめ

日本のワインづくりに革新をもたらしながらも、伝統あるワイナリーであるシャトー・メルシャン。まだまだ、一般的には欧米のワインが主流かもしれませんが、今後ますます注目されていく日本のワインを一足早く、ご当地で楽しんでみてはいかがでしょうか?

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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