レジャー

有名リゾート地から少し足をのばした新名所「ピンクラグーン」

2019.11.30

メキシコの絶景「ピンクラグーン」は世界中を魅了するピンク色の湖

ターコイズブルーの海と真っ白な砂浜が人気をよぶメキシコのリゾート地「カンクン」。ユカタン半島のカリブ海側に位置し、年間300日も晴天が続くといわれています。多くのホテルがオールインクルーシブという、食事やドリンクなど滞在中の費用が宿泊料にすべて含まれるシステムを採用しており、海外セレブや日本のハネムーナーのバカンス地としてよく知られています。
そんなカンクンから車で3時間ほど離れたユカタン半島の東方沿岸部に、近年話題の絶景スポット「ピンクラグーン」は存在します。ビーチリゾートの陽気な雰囲気から少し離れて、自然が生んだ美しさと雄大さを満喫できる新名所をご紹介します。

一面ピンク色の幻想的な湖

話題沸騰のきっかけは、SNSに投稿された1枚の写真でした。
視界一面に広がる鮮やかなピンク色の景色は、世界中の人々を魅了し、瞬く間に人気の観光スポットとして話題になっています。
「ピンクレイク」の呼び名が有名ですが、正式名称は「Pink Lagon Las Coloradas(ラス・コロラダスのピンクラグーン)」といい、ユカタン半島の自然保護区域「リオ・ラガルトス」という人口1,000人ほどの小さな村に位置します。
実はピンクラグーンは塩を採取するために造られた塩田で、赤い色素を含む微生物と海水エビが生息することから水が美しいピンク色に見えます。天候によって薄いピンク色に見える日もあれば、深い薔薇色に見える日もあり、自然の力で作り出された色合いが観光客を魅了します。また湖の周辺には、先述の赤い色素を含んだ微生物をエサにしているフラミンゴがたくさん生息しています。鮮やかなピンク色をした野生のフラミンゴを見ることができる希少な機会も併せてぜひお楽しみください。

ピンクラグーンを満喫するために

ピンクラグーンを訪れる際には「時期」と「アクセス」を事前に考慮することが大切です。
鮮やかなピンク色を楽しめるベストシーズンは、乾季となる11月から4月ごろ。ピンクラグーンの色は湖に生息する生物の色ですので、生物の繁殖時期と重なること、また雨による湖の水量の増加が少ないことから、乾季の方がより美しいピンク色になるのです。
また、多くの方の宿泊先となることが考えられる都市部のカンクンからは車で3時間ほど離れていますので、安心かつ快適に向かうならツアーがおすすめです。公共バスやタクシー、レンタカーでも行くことは可能ですが、必ずしもピンクラグーンの場所をタクシー運転手が知っているとは限らないことや、道中で警察が検問していることなども想定されるため、ホテルまで迎えがくる日本のツアーをあらかじめ予約しておくのが安心です。

ピンクラグーンと合わせて検討したい絶景スポット

メキシコにはピンクラグーン以外にも大自然によって生み出された雄大な観光地が多く存在します。その中でも、ピンクラグーンとぜひ併せて訪れたい「チチェン・イッツァ遺跡」と「セノーテイキル」をご紹介します。
一つ目のチチェン・イッツァはマヤ古典期最大の都市遺跡で、高度な天文学知識と建築技術を目にすることができます。巨大ピラミッドや戦士の神殿、球戯場など数多くの遺跡群が点在する広大な世界遺産です。
二つ目のセノーテイキルは石灰岩地帯にできた天然の泉です。水深40mに及ぶセノーテイキルは泳ぐことも可能です。透明度の高い泉に太陽が差し込む美しい情景を全身で感じることができます。
この二つの観光地はピンクラグーンとカンクンを結ぶ中間地点に位置するため、ツアーに組み込まれていることも多いですし、自力で訪れる際にも経由しやすい観光スポットとして人気です。

まとめ

リゾート地でのんびりとホテル滞在も良いですが、半日足をのばしてメキシコの秘境を訪れてみてはいかがでしょうか。なかなか見ることのできない天然100%のピンク色が、非日常の世界を味わわせてくれるはずです。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
458件の開業医を成功に導いた成功事例集