南米エクアドルの沖合に、神秘の諸島、ガラパゴスがあります。
ガラパゴスの絶景に、世界最大級の陸ガメ“ガラパゴスゾウガメ”や、ウミイグアナ、ペンギン、アシカなどガラパゴス固有種の野生動物が26種も生息する環境は、他のどの地でも見ることはできません。
そんなガラパゴスで、クリスマス休暇を過ごしてみませんか？
ご家族のホリデーでも、1人旅でも、手つかずの自然が残るガラパゴスとその動物達と過ごせば、一生の思い出に残るクリスマスになることは間違いないでしょう。

世界遺産第1号登録のガラパゴス

1858年、イギリスの自然科学者チャールズ・ダーウィンは、ガラパゴス滞在中に「進化論」の理論を裏付ける証拠を見出したと考えたこともあり、ガラパゴスが有名なのは、「進化論」との関わりが大きいと言われています。進化論から120年後、12ケ所のうちのひとつとして1978年、ガラパゴス諸島が世界遺産第1号に登録されました。
普遍的価値を有する地形や地質、生態系、絶滅の恐れのある動植物の生息・生育地が対象となる「自然遺産」で、現在でも、世界最大の陸ガメ、ガラパゴス固有種のイグアナ、ペンギンやアシカなどさまざまな野生動物が生息しています。

日本からガラパゴスへの行き方

日本からは乗継ぎ便でエクアドルへ行き、そこからガラパゴス諸島へのフライトとなります。
ガラパゴス諸島には大小123の島があり、人が住んでいる島は4つ、サン・クリストバル島とバルトラ島に空港があります。
通貨はアメリカドル、観光目的で90日以内の滞在であればビザは不要です。（最新情報に関しては、外務省海外安全ホームページ・エクアドルでご確認ください）
日本から近いとは言えないガラパゴスですが、だからこそ特別な旅になります。貴重な動物たちに会いに行くだけでも訪れる価値が十分ですし、日本とは異なる文化を発見する楽しさもあり、ガラパゴスには旅の醍醐味と言える“非日常”があるのです。

ガラパゴスで自然と遊ぶクリスマス

日本でクリスマスを過ごすのであれば、イルミネーションを楽しんでから高級レストランで食事をしたり、憧れのホテルに宿泊したりされる方も多いかと思いますが、ガラパゴスのクリスマスはまさに別世界で、その違いこそが感動の貴重な体験になります。
ガラパゴスでクリスマスを過ごすのにお勧めの2つの島をご紹介しましょう。

＜San Cristobal Island サン・クリストバル島＞

ガラパゴスを訪れる人に特に人気なのが、サン・クリストバル島です。
美しい海岸線を散歩すればアシカが寄ってきたり、何種類ものイグアナを間近で見ることができます。タイミングがあえば、泳ぐイグアナに出会うこともあります。
ガラパゴスは12月でも最高気温が27℃くらいになりますので、サン・クリストバル島で「クリスマス・シュノーケリング」を体験することも可能です。ガイド不要のスポットでイグアナやアシカと一緒に泳げば、忘れられない思い出になることでしょう。

＜Santa Cruz Island サンタクルス島＞

ガラパゴス諸島で2番目に大きい島がサンタクルス島です。
この島がお勧めの理由は、1964年発足の「チャールズ・ダーウィン研究所」があるからです。そこでは、ガラパゴスの生態系を守るためのさまざまな研究が行なわれています。入場料は無料、インフォメーションセンターや博物館、そしてカメの産卵所もあります。敷地内を歩きながら数種類のゾウガメ、陸イグアナ、フィンチなどガラパゴス諸島に生息する生き物を一気に見ることができます。
チャールズ・ダーウィン研究所は、アドベンチャークルーズの到着地点となっていますので、クルーズと研究所をセットにしてスケジュールを組むこともお勧めです。

ガラパゴスで火山ハイキング

ガラパゴス最大の島、イザベラ島には火山が5つあります。そのうち、現役活火山のクレーターとして世界で第2位の大きさを誇るのが「シエラ・ネグラ火山」です。半日ハイキングツアーに参加すれば、標高1124mの噴火口まで気軽に行くことができます。クレーターは幅10km、深さ約100mという巨大なもので圧巻です。あちこちで立ち上がる湯気など、大自然を肌で感じることができるでしょう。また、道中には大きな陸ガメや野生の鳥が現れることもあるなど、楽しいサプライズも起こります。

覚えておきたいガラパゴスのルール

ガラパゴス諸島とその自然を守るため、ガラパゴスにはいくつかのルールがあります。
例えば、有人島4島の観光スポットへ行く際は、国家資格を持つガイドの同行が義務づけられています。また、野生動物を間近で見ることができますが、決して触らないようにし、動物たちが寄ってくる場合でも、こちらからなるべく距離をおくように心がけてください。

ガラパゴスの5つ星ホテル

クリスマスという特別の時期だから滞在先も豪華にと考える人には、5つ星ホテル「Hotel Angermeyer Waterfront Inn」（ホテル アンゲルメイヤー ウォーターフロント イン）がお勧めです。
部屋からは海を見渡せる素晴らしい眺めと、溶岩や流木でデザインされた建物もユニークで、ガラパゴス滞在ならではのホテルです。一部の客室はスパバス付きですので、アクティブな1日を過ごした後リラックスするには最高です。
更に、レストランやショップで賑わうサンタクルス島のプエルト・アヨラにあり、さまざまなスポットへのアクセスも抜群です。

ガラパゴスのグルメ

ガラパゴスのグルメといえば、何といってもシーフードです。ロブスターや海老、魚は観光客だけでなく地元の人にも人気です。
食事も含まれるアドベンチャークルーズに参加すれば、シェフ腕よりのシーフード、チキン、ビーフなども美味しくいただけます。

感動・興奮・癒しが揃ったガラパゴスのクリスマス

特別なクリスマスを過ごすために、世界中の人がガラパゴスを訪れます。日常生活から離れ、子どもも大人も感動できる貴重な機会を求めているからです。
それは訪れる人がガラパゴスの大自然によってアクティブになり、希少で人懐こい動物たちとの触れあいによって多忙な毎日から解放される瞬間です。
日本で過ごすいつものクリスマスとは全く違う体験をしてみませんか？