レジャー

マクロビオティックを体験できる「ブラウンズフィールド」

マクロビオティック

2017.11.24

東京から約1時間 豊かな食と暮らしに出会える場所

最近コンビニなどでもマクロビのスイーツの取り扱いがあったり、雑誌などでも特集記事が掲載されたりと、「マクロビオティック」という言葉を耳にすることが多くなりました。海外セレブが実践したことで、話題となっているマクロビオティックですが、実は日本発祥の長寿法が逆輸入されたものです。「陰陽無双原理」という明治時代の医師・薬剤師であった石塚左玄が提唱した食療法をベースに桜沢如一(1893-1966)が発展させた思想哲学と生活法がマクロビオティックなのです。

少し難しく感じるかもしれませんが、「その土地の旬のものを食べる」、「(白米や砂糖など食物の一部のみを食するのではなく)残さず丸ごと頂く」、「陰と陽の食材や調理法のバランスを取る」という3つの原則を理解すればマクロビオティックを実践することができます。

生活習慣病の源とも言われている欧米型の食事ではなく、玄米や野菜、海藻などを中心とした伝統的な日本食を中心とした食生活を心掛けることで、自然との調和を図りながら、健康的な暮らしを実現しましょう。

そんなマクロビオティックが体験できる、「ブラウンズフィールド」という施設が、千葉県いすみ市にあります。1999年に料理研究家の中島デコ氏とその夫である写真家エバレット・ブラウン氏によって、自然に囲まれた暮らしを実現するために作られた空間です。

元々都心で暮らしていた彼女が、わざわざ都会で高いお金を出して、遠くから運ばれてきた自然食を買い求める姿勢に違和感を覚えたことが、自ら土を耕し、種を蒔く生活を始めるきっかけだったとか。

そんな「ブラウンズフィールド」は、東京からアクアラインをくぐり抜け、市原鶴舞インターから降りて約35分のところにあります。その入り口は、のどかな田園を通り抜けたところにあり、その目印は、山村の一角に立つ小さな看板だけ。そこから先の細い道を20mほど進むと広々とした自然豊かな空間が広がっているのです。もしかしたら駐車場でヤギがお出迎えしてくれるかもしれません。

ブラウンズフィールドでは「循環型」の生活を大切にしていて、ヤギもそこで役割を果たしています。ヤギは食料として周辺の雑草を食べ、そして排泄をします。そうすることで雑草を抜く手間が省け、かつ土壌が豊かになっていくのです。

車を降りて木々の間をくぐり、右手にのどかな田園を眺めながらしばらく歩くと家が見えてきます。右手にあるシンプルでおしゃれな家が、マクロビオティックの食事がとれる「ライステラスカフェ」です。

ライステラスカフェでは、週替わりランチプレートや、おむすびセット、スイーツなどが食べられます。どれも地元の野菜やブラウンズフィールドで作られたものが丁寧に調理されて出てきます。週替わりランチプレートは6〜7種類のお惣菜と玄米ご飯、お味噌汁がついてきます。どれも素朴で滋味深い味で、きっと日ごろの疲れが癒されることでしょう。ドリンクも季節に応じて様々なものが用意されており、穀物コーヒーや三年番茶など、こちらもオーガニックなラインナップとなっています。

営業日が金・土日(祝)の11:00〜17:00(LO16:30)です。宿泊や各種体験もできますので、詳細はホームページでご確認ください。

日々の忙しい診療を忘れて、自然に囲まれ、のんびりと健康的な食事を摂る週末も、身体と心をリフレッシュさせるためには必要なのではないでしょうか。

http://brownsfield-jp.com/

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
458件の開業医を成功に導いた成功事例集