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ビットコインとは?ブロックチェーンが金融の仕組みを変える

ビットコインとブロックチェーン

2017.09.04

ビットコインとブロックチェーンについて

昨今、仮装通貨が話題にあがることが多くなってきています。仮装通貨の中でも、最も知名度の高いビットコインは、今利用者が爆発的に増えています。今回はそんなビットコインと、中核に使用されているブロックチェーンという技術について解説していきます。

・ビットコインとは?

仮装通貨の1つです。中核にはブロックチェーンと呼ばれる技術が使用されており、今最も注目されている仮装通貨です。送金が低コストでスピーディに行えるのが特徴ですが、特定の国が発行している通貨では無いため、相場が安定していません。2017年1月には1BTC(BTCはビットコインの単位)あたり10万円ほどだったのが、2017年8月15日には50万円台を記録し、約8か月という短期間で5倍まで暴騰しています。利用者が増えるほど、ビットコインの価値は高騰していくと予測されていますが、為替や株のような国のコントロールがないため、一気に暴落する危険性もはらんでいます。

・ビットコインを利用したサービス

徐々に使用できるサービスや、店舗が増えてきているようです。家電量販店では、ビックカメラがビットコインでの決済に対応しました。YouTuberの売り逃げ問題で話題になった、VALU(個人がVAと呼ばれる、株式のようなものを発行できるサービス)では、VAのやりとりにビットコインが利用できます。

ビットコイン利用者が増える中で、比例してビットコイン決済に対応する店舗や企業も増加の一途をたどっています。コンビニやネット決済全般で利用できるようになる日も近いでしょう。

・ブロックチェーンとは?

「ブロックチェーン」は、ビットコインの中核を担う技術のことを言います。具体的な技術の内容ですが、一言で表現すると分散型データベースのことで、多数の端末にデータを分散させ、正常なデータを共有しあう技術です。データの改ざんがされづらく、特定のサーバーが必要ありません。そして、低コストかつ、データの信頼性が高いという性質を持ちます。

・ブロックチェーンを利用したサービス

今ブロックチェーンを積極的に取り入れているのが、エストニアという国です。エストニアでは、どのようなサービスが展開されているのでしょうか。まず、国そのものがブロックチェーンスタートアップと言われ、ブロックチェーンが盛んに活用されています。エストニアでは、紙での手続きが必要なのは結婚、離婚、不動産の売却のみであり、残りの手続きは全てインターネット上で済ませることができます。これはブロックチェーンを取り入れることにより、実現したことです。

その一部を担っているのが、ビットネーションというプロジェクトです。これは国家の手を介すことなく、様々な認証を自動的に行うサービスを提供するプロジェクトです。ビットネーションにはブロックチェーン技術が活用されています。

・ブロックチェーンが金融の仕組みを変える

ブロックチェーンの技術は、金融業界に革命をもたらすと言われています。現在、本人認証はカード会社や銀行に仲介を任せるのが一般的ですが、ブロックチェーン技術が利用され始めると、その必要がなくなります。

また、現状クレジットカードや住宅ローンなど、金融機関では様々な種類の貸し借りを扱っています。ブロックチェーン技術が利用され始めれば、信用調査がより柔軟になるといわれています。銀行や金融機関に頼らずとも、個人や企業間で安全かつ、簡単に貸し借りを行える時代は近いかもしれません。

支払いや決済のシステムにも大きな影響が予測されます。仲介機関を通さず、少額決済から巨額の送金まで、決済コストの大幅な削減と、決済スピードの劇的な高速化が実現するとされています。

このようにブロックチェーン技術は、金融業界に多大な影響を与えると言われています。ビットコインを代表とする仮装通貨と、ブロックチェーン技術の普及と進歩に、今後も注目したいものです。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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