マネジメント

スマホページの『当たり前』とは?

2015.09.02

歯科医院のWEBマーケティングVol.2

日本におけるスマホの普及率は60%を超え、20代に限れば90%を軽く上回るほどになりました。普及率は今後ますます上がっていくでしょう。今や情報収集は、電車の中やカフェなど、街中のあらゆるところでスマホを片手に、というのが常識となりました。

前回は、Webを使った集患にはHPよりもLPの方が有効です、ということをお伝えしました。今回は、さらに掘り下げてスマホ専用のLPについてお伝えしていきます。

今では飲食店や美容院を探すのに、いちいちパソコンを開く方はほとんどいないでしょう。ほとんどの方がスマホを使います。もちろん、歯医者さんを探すときも例外ではありません。パソコンよりも手軽に、どこでも情報収集できるというのは、この上なく便利です。

いわゆるB to Cにおいてスマホ専用のページが有効的だということは、すでにお気づきかと思います。では、何をもって『スマホ専用』とするのでしょう。細かく挙げればたくさんあるのでしょうが、特に注目すべきは2点です。

1. 見やすいこと
スマホの画面サイズには限りがあります。PCサイトがそのまま表示されるだけでは文字が小さすぎて見づらいのです。ユーザーは、見づらいものを無理に見ようとはしません。見やすいページを求めて去っていきます。スマホの画面サイズでもストレスなく閲覧できる文字の大きさ、情報量であることは必須条件です。

他にも、画面が雑然としないようにアコーディオンナビ(メインメニューをタップすると、隠れていたサブメニューなどが表示されるもの)を使用したりと、見やすくするための工夫が必要です。

2. アクセスしやすいこと
PCにあってスマホにないもの。それは……『通話機能』です。そうですね、当たり前です。つまり、電話番号をタップするだけでそのサイトから電話ができる、というのも当たり前だということです。いちいち電話に切換えてかけ直さなければならないようなサイトからは、やはりユーザーは離れていきます。

『無料メール相談』の部分をタップすれば問い合わせフォームに入れたり、『予約する』のボタンをタップすればそこの予約状況がカレンダー表示され、希望の日にちをタップすれば予約フォームが開くのも当たり前。ボタンの色も分かりやすく、男性の太い指でも余計なものが反応しないような大きさにすることも、スマホ専用ページでは当たり前のことなのです。

くり返しますが、ユーザーは見づらいページ、使いづらいページから無理やりアクセスしようとはしません。見やすいページ、使いやすいスマホページは他にもあるからです。スマホページで成果を上げている店舗・企業は、実際に自分たちのスマホで自社サイトをあれこれいじりながら完成度を高めています。時間もコストもかかりますが、それだけの価値があるということです。

特に店舗型ビジネスにおいてこれからスマホページに力を入れていくことは、もはや店先に看板を出すことぐらいに当然のことになってくるのかもしれませんね。

■バックナンバー記事
【歯科医院のWEBマーケティングVol.4】『よくある質問』は医院の可能性を広げるためのツールなのです
【歯科医院のWEBマーケティングVol.3】安心を証明するのが『お客様の声』の役割です
【歯科医院のWEBマーケティングVol.2】スマホページの『当たり前』とは?
【歯科医院のWEBマーケティングVol.1】集患に必要なのは『訴求力の強さ』です

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
458件の開業医を成功に導いた成功事例集