レジャー

山々に抱かれてリフレッシュするカナダ西部の旅

2019.10.03

秋のカナディアン・ロッキーで大自然の息吹に触れる

ブリティッシュコロンビア州とアルバータ州にまたがるカナディアン・ロッキーは、1984年、「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」という名称で世界遺産に選ばれ、4つの国立公園と3つの州立公園から構成されています。その中で、特に多くの観光客が訪れているのは、「バンフ国立公園」と「ジャスパー国立公園」です。カナディアン・ロッキーの紅葉時期は、カナダの中では早めの9月中旬~10月上旬ころ。見ごろを迎える紅葉を鑑賞しに、カナディアン・ロッキーを訪れてみませんか。

【カナディアン・ロッキーで人気の観光スポット】

・バンフブリティッシュコロンビア州とアルバータ州にまたがるカナディアン・ロッキーは、1984年、「カナディアン・ロッキー山脈自然公園群」という名称で世界遺産に選ばれ、4つの国立公園と3つの州立公園から構成されています。その中で、特に多くの観光客が訪れているのは、「バンフ国立公園」と「ジャスパー国立公園」です。カナディアン・ロッキーの紅葉時期は、カナダの中では早めの9月中旬~10月上旬ころ。見ごろを迎える紅葉を鑑賞しに、カナディアン・ロッキーを訪れてみませんか。

「バンフ国立公園」は1887年に誕生したカナダ初の国立公園で、世界でも3番目の国立公園です。その中心となるバンフの町は、カナディアン・ロッキーの中では一番大きな町ですので、旅の拠点にするのにぴったりです。メインストリート・バンフ通りからは、バンフのランドマークであるカスケード山を正面に眺めることができます。
2,285mの山頂までゴンドラで上ることができるサルファー山からバンフの町を眺めた後は、ふもとの温泉プール・アッパー温泉へ。サルファー山の「サルファー」は、英語で「硫黄」を意味します。

・レイク・ルイーズ

エメラルドグリーン色の水面が美しいレイク・ルイーズは、氷河によってへこんだ窪みに、氷河から溶け出した水が貯まってできた氷河湖です。イギリスのヴィクトリア女王の娘・ルイーズ王妃にちなんで名づけられました。
レイク・ルイーズ周辺には、紅葉を楽しめるハイキングコースがいくつかあり、リスなど、野生動物に出会える確率も高いと言われています。

・コロンビア大氷原

北極圏以外では北米大陸で最大規模の氷原です。コロンビア大氷原から流れ出た水からできたいくつかの氷河の中で、アサバスカ氷河はレイク・ルイーズからジャスパーをつなぐアイスフィールド・パークウェイ沿いにあるため、アクセスしやすい場所にあります。アサバスカ氷河にはクレバスがあるため、雪上車に乗って氷河まで移動することができるガイドツアーに参加することをおすすめします。
近くには、ガラス張りの空中歩道・グレイシャー・スカイウォ-クもあります。

・ジャスパー

カナディアン・ロッキーの中で一番広い「ジャスパー国立公園」の中心の町です。バンフやレイク・ルイーズよりも手つかずの自然が残されていて、落ち着いた雰囲気があります。ゴンドラに乗って約7分で到着する、高さ2,464mのウィスラーズ山からは、ジャスパーの町が一望できます。
バンクーバーとトロントを結ぶVIA鉄道のカナディアン号がジャスパーに停車するため、ジャスパーで下車して、バンフやカルガリーまでドライブしながら南下するのもおすすめです。
ジャスパーから30kmほどアイスフィールド・パークウェイを南に向かうと、迫力のある水量に圧倒されるアサバスカ滝に到着します。

・マウント・ロブソン

「マウント・ロブソン州立公園」にある、カナディアン・ロッキー最高峰の山で、高さは3,954mです。周辺にはトレイルがいくつかあり、ビジターセンターからキニー湖までの片道約4kmのコースならば、ゆるやかなルートなので、初心者でも気軽にハイキングできます。
マウント・ロブソンからイエローヘッド・ハイウェイを東へ9kmほど向かったところには、マウント・テリー・フォックス展望台があります。テリー・フォックスはカナダでは知らない人がいない英雄で、がんで義足になりながら、がん研究の資金を集めるため、走ってカナダ横断にチャレンジした人物です。カナダでは毎年9月後半にテリー・フォックス・ランが開催されています。(2019年は日本でも札幌で開催予定です)

カナディアン・ロッキーのいろいろな楽しみ方

カナディアン・ロッキーでは、トレッキング以外にも乗馬や自転車、カヌー、釣りなどのアクティビティを楽しむことができます。また、野生動物の宝庫であるカナディアン・ロッキーでは、ドライブ中やハイキング中など、あらゆる場所で野生動物を発見することができます。動物が交通事故に遭わないよう、動物専用の橋も造られています。
お肉好きの方にお勧めなのが、脂肪分が少ないアルバータ牛のステーキ。鉄道好きの方であれば、VIA鉄道以外にロッキーマウンテニア号でカナディアン・ロッキーに行くのもお勧めです。
秋に訪れるならば、紅葉鑑賞も外せません。カナディアン・ロッキーでは、アスペン(ポプラ)、カラマツ(ラーチ)など黄葉が中心なのですが、「クートニー国立公園」にあるレベルストークなどでは、紅葉を楽しむことができます。
黄葉が見られるスポットとしては、
・モレイン湖からラーチバレー経由センチネルパスへのハイキングコース 
(テンピークスも眺められる中級者向けの人気ハイキングコース。グリズリーの生息地を通るため、4人以上そろわないと入山できない可能性が高いので、もしも、3人以下の人数で行く場合は、他の人が現れるまで待って登りましょう。)
・レイク・ルイーズからリトルビーハイブやアグネス湖へのハイキングコース
(アグネス湖にあるティールームまでは、軽装で登ることもできます。)
初級者向けの
・バンフ近くのバーミリオン湖やトンネル・マウンテン
・キニー湖のハイキングコース
などがあります。

カナディアン・ロッキーで宿泊するなら、フェアモント系列のホテルがおすすめ

フェアモントは、カナダを代表するホテルチェーンです。カナディアン・ロッキーには、主に3つのフェアモント系列ホテルがあります。その共通点は、町の中心部から少し離れた場所に建っているため、たっぷり自然に浸れることにあります。
バンフにあるバンフスプリングスとレイク・ルイーズにあるシャトーレイクルイーズは、元々はカナダ太平洋鉄道が建設したホテルで、どちらも古城のような形をしています。
森に囲まれたバンフスプリングスは、映画「帰らざる河」の舞台になったボウ滝の近くにあるので、朝や夕方に散歩することもできます。
レイク・ルイーズの目の前に建つシャトーレイクルイーズに宿泊すれば、ロビーやダイニングルームからいつでもレイク・ルイーズを眺めることができるでしょう。
この2つのホテルと外観はかなり異なりますが、ボベール湖の前に建つジャスパーパークロッジも、開放感にあふれた素敵なホテルです。

最後に

カナディアン・ロッキーには他にも観光スポットがたくさんありますが、あまり予定を詰め過ぎずに、ただのんびり過ごす時間を設けてみるのも良いかもしれません。カナダの広大な自然を眺めているだけで、きっと、普段以上にリラックスできるはずです。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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