知られざる魅力が詰まった世界最大の島

2017.04.07
【今月の絶景】グリーンランドの犬ぞり
人々が住んでいるのは、主に沿岸の地域。広い土地の移動手段には、今でも犬ぞりが使われています。犬たちをうまく導くのは、なかなか難しいそうですが、観光客向けの体験プランも各地で用意されているので、訪れる機会があれば、ぜひコツを習得したいところです。
そんな犬ぞり体験ができ、さらに世界遺産にも触れられる場所が、島で最も古い町・イルリサットです。
海岸線は複雑に入り組んだフィヨルドになっており、ここから毎年200億トン以上の氷河が崩落し、大西洋へと流れていきます。2004年には、この氷河が美しい自然の営みと地球の歴史を知るうえで貴重だとして、世界遺産に登録されました。
赤や青など、カラフルな建物が並ぶ町のすぐそばに広がる氷河は、一見の価値ありです。
また、冒頭に挙げたオーロラ観測にうってつけの場所と言われているのが、島の南西部の町・カンゲルルススアーク。カンゲルルススアークとは、「長いフィヨルドの奥にある平らな土地」という意味で、その名の通り、町は内陸にあります。
おかげで、沿岸部で発生する水蒸気の影響を受けにくく、近くには山もないので、晴れる確率が高く、オーロラが見られる可能性は、グリーンランドでナンバー1と言われています。「いつかは本物のオーロラを見てみたい」という方にはおすすめの場所です。
そしてグリーンランドでの食事はというと、魚やエビ、海藻類といった海の幸、トナカイやクジラ、北極圏に生息するジャコウウシなどの肉を使った料理など、地元の食材をふんだんに取り入れたものが多くあります。
肉や魚は質が高く、すでに注目している食通も多いのだとか。中でもイルリサットにあるレストラン「Ulo」は、料理と文化の密接な繋がりを意識した本格的なグリーンランド料理を提供し、高評価を得ています。
永久凍土におおわれ、暖かいときでも気温が10度を超えることがほとんどないグリーンランド。
そんな寒さや遠さを差し引いても、人生で一度は訪れてみたいと思える手付かずの自然や独特の文化など数え切れないほどの魅力がこのグリーンランドの地にはあるのです。

