約100万冊の本がお値打ち価格で並ぶ「神田古本まつり」
2016.11.04
「読書の秋」は古書店巡りから始める
その1つが、11月6日まで東京・神田神保町の古書店街で行われている「神田古本まつり」。古本の販売はもちろん、本にまつわる様々なイベントも開催される毎年恒例のお祭りです。今年で57回目を迎え、これまでも大勢の人たちに愛されてきました。
メインイベントの「青空古本市」は、およそ100万冊もの本がバーゲン価格で登場。古書店と向き合うように約500メートルにわたって書棚が並べられ、その様子は「本の回廊」と言われています。扱われている本は専門書や実用書から子供向けの絵本まで多種多彩。本が安く手に入るまたとないチャンスということもあり、お気に入りの本を探し出そうと、キャリーバッグやリュック持参で来る人も多いそうです。
また、有志の古書店による特別価格セールも例年、大好評! この街だからこそ出会える貴重な本や、昔読んだ懐かしい本が見つかるかもしれません。
購入した本は「宅配便サービス所」から、自宅に送ることができます。しかも各書店、各ワゴンで合計5,000円以上買った場合には、送料無料という、うれしいサービスもあるそうです。
東京古書会館では、「併催イベント」としてトークライブやワークショップなどの催しも。11月5日には「千代田図書館コンシェルジュと巡る神保町ツアー ~オビから始まる本の愉しみ~」が、最終日の11月6日には、小説家・京極夏彦の「『虚実妖怪百物語 序/破/急』(全3巻)発売記念イベントが開催されます。「コンシェルジュと巡る神保町ツアー」は、第2部の古書店めぐりのツアーについてはすでに申し込みが終わっていますが、本の帯にまつわるトークショーが行われる第1部は当日の先着順で入場可能。「『虚実妖怪百物語 序/破/急』発売記念イベント」のほうも当日受付となっています。詳しくは下記のホームページをご覧ください。
こういった古本が集まるイベントは、全国各地でも開催されています。みなさんが住む町の近くで開催されるものを探して、出かけてみてはいかがでしょうか。
■ 神田古本まつり
http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html
■ 日本の古本屋「古本まつりに行こう」
https://www.kosho.or.jp/event/list.php?mode=init