今年は初の野外上映も開催!『第29回東京国際映画祭』
2016.10.28
六本木で「映画の秋」を楽しむ
オープニング作品に選ばれたのは、メリル・ストリープとヒュー・グラントが夫婦役で共演した『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』。この作品は実話に基づいた、愛とユーモアにあふれる作品で、その主人公はニューヨークの社交界で音楽に愛と財産を捧げてきたマダム・フローレンスです。実はオンチであることに気付いていない、フローレンスが、長年の夢であるソプラノ歌手として、音楽の殿堂、カーネギー・ホールでコンサートを開くまでを描いた笑いあり、涙ありのストーリーとなっています。
また、今年の最大の特徴ともいえるのが、初めて実施される野外での無料上映。10月26日から10月30日までの5日間にわたり、『ゴーストバスターズ』、『スタンド・バイ・ミー』、『トップガン』など懐かしの名作を上映します。会場は、六本木ヒルズの中央に位置する六本木ヒルズアリーナ。作品が最初に上映された当時の様子を思い出しながら見れば、温かな気持ちになれるはずです。
ほかにも、『東京国際映画祭』では、映画の上映だけでなく監督や出演者などがゲストとして登壇し、Q&Aセッションを実施する作品もあります。観客が監督や出演者に直接質問できる特別な機会。逃さないようチェックしておきましょう。
そして、何といっても毎年注目されているのが「コンペティション」部門。今回は邦画2作品を含む16作品がノミネートされており、この中から栄誉あるグランプリが決定されます。今年の審査委員長は『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』などで知られる、フランスの映画監督、ジャン=ジャック・ベネックス。審査委員には、『エヴェレスト 神々の山嶺』でメガホンをとった平山秀幸監督も名を連ねています。今年はどんな作品に栄冠が輝くのでしょうか?
洋の東西を問わず、たくさんの映画が見られる10日間。この機会に、大きなスクリーンで作品を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■ 東京国際映画祭
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