激戦マーケットにメルセデスが投入した新型Cクラス
2014.08.01
7年ぶりフルモデルチェンジ
BMW3シリーズやアウディA4、アルファロメオ159やレクサスISなど、自動車マーケットの激戦区であるDセグメント。
ここにメルセデスが今夏投入したのが、7年ぶりにフルモデルチェンジを行ったCクラスだ。
「アジリティ(敏捷)&インテリジェンス(知性)」をコンセプトに、ハイエンドモデルであるSクラスを思わせるエクステリアと高級感あるインテリアを実現している。加えて軽量化と空力性能の見直しを行うことで燃費は最大30%以上改善した。
また昨年発表されたSクラスに搭載された先端技術も惜しげなく投入。安全システム「インテリジェントドライブ」は、アクセル、ブレーキ、スレアリングを自動でアシストする。
それら最先端技術がもたらす乗り心地は、ひとつ上のセグメントと思えるような満足感をもたらす。これは新型の目玉となっているエアサスペンションAIRマチックの恩恵が大きい。
路面の凸凹を容易にいなし、常にフラットな姿勢を保ちながら、しっとりと路面にはいつくような走りは、乗っているものに快適と安心感をもたらすはずだ。
まさにDセグメントにおける新たなベンチマークとなった新型Cクラス。価格はベーシックモデルのC180が419万円。
ハイエンドの2リッターターボエンジンを搭載するC250スポーツで644万円となっている。
執筆者:長嶋浩巳
F1専門誌編集スタッフを経て国内外のレースを取材。共著に「Arrival Point―本山哲とアーティング、一年目の到達点」など。
F1専門誌編集スタッフを経て国内外のレースを取材。共著に「Arrival Point―本山哲とアーティング、一年目の到達点」など。