外貨両替はFXを利用すれば手数料が10分の1以下に!
2015.03.16
連載:外貨両替Vol.2
そもそもFXとは、円を外貨に換えて投資を行う金融商品。その外貨を現金で受け取れるのが「現受け」と呼ばれるサービスです。すべてのFX会社で利用できるわけではありませんが、マナーパートナーズ、マネックス証券などで取り扱いを行っています。
マナーパートナーズの例で両替の利用方法を見てみましょう。外貨両替をするには、まずFXの口座を開設する必要があります。同社の場合、ネット上で手続きをすれば、最短で翌日に口座が開設できます。ただし外貨両替を利用するには、口座開設後に最短で8日かかります。口座開設の手数料や口座維持費や管理費は必要ありません。
外貨両替を利用するだけなら、FXの投資を行う必要はありません。口座開設後に入金し、ネット上で手続きを行うだけで外貨両替が完了。両替した外貨は、成田、羽田、関西、中部の各空港で受け取ることができます。その際に一律500円の手数料が必要です。
現在、外貨両替が可能な通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、スイスフラン、韓国ウォンの5通貨。手数料は、通貨の種類に関係なく、1通貨当たり20銭です。
米ドルのケースで考えると、両替ショップで両替をすると1ドル当たり、約3円の両替手数料がかかりますが、それが20銭で済むということは、約15分の1で済むことになります。同様に英ポンドの場合、両替ショップでは約11円の手数料がかかるから55分の1。1000ドルの両替で米ドルなら2800円、英ポンドなら1万800円のトクということになりますね。ただし、同社で一度に両替できる金額は3000通貨までです。
マネーパートナーズでは1枚で5通貨までチャージ可能なプリペイドカードも扱っています。国内でチャージをして出かければ、マスターカードのマークのついた海外現地のATMで現金を引き出すことができます。
なお、マネックス証券の場合は、米ドル、ユーロの両替が可能。手数料は1通貨単位当たり、一律20銭。ただし出金の際には一律2000円の手数料がかかります。
FXを利用した両替は、手数料の面でメリットがありますが、口座を開設しなければ利用できないというのがデメリットです。
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【連載:外貨両替 Vol.1】意外に高い外貨両替の手数料を上手に節約する方法