個人と医療法人の仕組みを利用し効率の良い資産形成を実現!
2015.02.27
学資、キャッシュフロー、節税を改善した開業医の事例
税金・キャッシュフロー・保障バランス・法人保険・学資計画・・・歯科医師であり、経営者でもある開業医のみなさまが考慮すべきポイントは一体何でしょうか?
理事長就任2年目の兵庫県の歯科開業医T様は、医業に専念することができ、なおかつ多岐に渡るお悩みポイントを包括的に改善することに成功しました。
- 【ドクターズプロフィール】
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奥様(歯科衛生士)31歳(妊娠中)
子ども 0人(3か月後誕生予定)
医院形態:医療法人(基金拠出型医療法人)
年収:約1,200万円(前年度 約1,500万円)
診療割合:保険:自費=8:2
【IP’s Voice】
正直に申しますと、死亡保障と休業補償以外は何も準備できていない状態でした。優しく人が良い先生なので、保険会社に薦められた保険にそのまま加入している状態だったのです。
正直に申しますと、死亡保障と休業補償以外は何も準備できていない状態でした。優しく人が良い先生なので、保険会社に薦められた保険にそのまま加入している状態だったのです。
3大リスクの「長生きリスク」について不足感があり、コンサルティングではそこに重点を置きました。
先生からは「将来の安心ができて、より経営に集中できる。ありがとうございました」とお言葉をいただきました。T様は奥様と非常に仲が良く、お互い何かあればすぐに相談するというおしどり夫婦で、お互いを信頼し合っている姿が本当に輝いていました。
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T様のニーズは、お仕事に集中するあまり後手になっていると実感していた「学資」「キャッシュフロー」「節税」を早急に改善し、その後はライフイベントに合わせて必要に応じた改善をしていきたいというものでした。
- 学資積立は、生まれてくる第一子のための返戻率110%の国内の学資保険のみ。
- 年金についてはほぼ把握できていない。
- 親から引き継いだ事業はご自身の尽力で業績が向上。それに比例して税金も上がってしまった。
- 医療法人を設立して2年経つが、役員報酬額の設定(※1)や法人保険(※2)の仕組み、効率的な加入方法が解らない。
「学資」「キャッシュフロー」「節税」と並行して、医院経営についてもヒアリングしていく中で、特に気にされていることを明確にしていきました。
※1 役員報酬額の設定
税務調査の観点で見ると、①急に大きく増額②業績と比べ役員報酬割合が高い③業績と比べ役員報酬が異常に低い④決算書の数字に異常数値がある、という4パターンが狙われやすい傾向にあります。法人化した際の役員報酬額は最初は低めに設定し、業績に合わせて検討しましょう。また法人の出口として退職金の限度額に影響が出ますので、長期的に見た計画が必要です。
税務調査の観点で見ると、①急に大きく増額②業績と比べ役員報酬割合が高い③業績と比べ役員報酬が異常に低い④決算書の数字に異常数値がある、という4パターンが狙われやすい傾向にあります。法人化した際の役員報酬額は最初は低めに設定し、業績に合わせて検討しましょう。また法人の出口として退職金の限度額に影響が出ますので、長期的に見た計画が必要です。
※2 法人保険
法人契約できる保険には、ガン保険・長期平準定期保険・逓増定期保険などがあります。種類によっては保険料を全額ないし半額、損金計上することが認められており、医療法人化した場合のメリットと言えます。保険の加入目的に応じてアテンドする種類が決まっているので、加入目的を明確にし、商品を選択することが大切です。
法人契約できる保険には、ガン保険・長期平準定期保険・逓増定期保険などがあります。種類によっては保険料を全額ないし半額、損金計上することが認められており、医療法人化した場合のメリットと言えます。保険の加入目的に応じてアテンドする種類が決まっているので、加入目的を明確にし、商品を選択することが大切です。
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T様のお気持ちをさらにお聞きしていくと、お子様は3人までお考えとのことでしたので、学資は予め3人分準備できるようなプランをご提案しました。
- 学資計画は、最も高額なケース(3人全員私立医歯学部)もカバーできるように構築する。
- 将来見込めるキャッシュフローは公的年金と積立型年金のみ。不足感を感じており、プラスαのキャッシュフローを構築。リタイア後、月額70万円を目指す。
- 業績向上に伴い高くなった税金を節税し、可処分所得を向上させる。
- 効率の良い法人保険の加入プランを設計する。
- 事業計画通りの医院展開をし、自身が60歳で仕事から離れても運営ができている医院の仕組みを作っていく。理事長から理事になり、その後も役員報酬として収入を得る。
そして仕事は大好きだが早い段階でリタイアできる準備もしたいとのこと。そのための医院展開として訪問診療メインの分院と、さらにもう一つの分院を法人内で展開していく計画を設定。それらを踏まえてプランニングしました。
- 学資計画については、海外の学資積立投資で返戻率196%運用に!
- 生命保険は3大リスクにも対応できており内容に問題はありませんでした。しかし、医療法人化に伴い保障内容がほぼ同等の法人保険に切り替えることで、個人の可処分所得が改善され、法人税の節税にも成功!
- 役員報酬は急激な変化があると税務署に問題視されやすいので、まずは所得を1,200万円に設定。奥様と所得分散する事で世帯の所得税を抑えることに成功!
- キャッシュフローは長期保有が前提で資産価値が落ちにくい、収益型不動産を提案。20年、30年後も収益をキャッシュフローとして得続けていく計画をご提案!
- <院長からの一言>
- 今後の医院展開などのイメージはできていましたが、それに対しての動きがあやふやでした。
インベストメントパートナーズさんと出会って「ファミリーオフィスサービス」という考え方を初めて知り、正直すごいなと思いました。
コンサルティングをしていただいている中で、やはり体が資本なので医院経営と私自身の保障作りの両立が大事なのだと改めて気づかされました。それをしっかり理解して、かつ納得できるように、そして私自身が医院経営に集中できる環境ができたことが一番良かったと思います。
また、今後も仕事のパートナーとして士業連携サービスを利用できることも大きなメリットだと思います。
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