レジャー

「物」から「人の交流」へと変化する「ふるさと納税」

ふるさと納税ツアー 黒川温泉

2016.11.18

「ふるさと納税」で旅に出よう!

近年、よく話題にのぼる「ふるさと納税」。全国の自治体の中から好きな市区町村に寄付をすることで、税金が控除され、さらに寄付を受けた地域からはお礼の品として、名産品などが届きます。これにより、さまざまな地域を「物」によって知ってもらう機会は増えましたが、それがさらに進化し、納税した人が実際にその地域に足を運ぶ「人の交流」を目的とした“ふるさと納税ツアー”がこの秋から始まりました。

これは日本航空(JAL)、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を企画・運営するトラストバンク、ふるさと納税ポイント制ポータルサイト「ふるぽ」を運営するJTB西日本の3社の提携により、謝礼品として納税先への旅行クーポンまたは宿泊クーポンが選べるというものです。

「JALで行くJTBきふたび」では、第一弾として北海道・網走市、秋田・男鹿市、熊本・南小国町への旅を発表。こちらは羽田から各地への往復航空券と地域を代表するホテルに宿泊、さらに人気の謝礼品がつきます。ホテルでの宿泊は1泊2日から最長14日まで延長可能(要追加料金)。また、2泊目以降はほかの宿泊施設…例えば実家などに泊まることもできます。

ちなみに、網走の謝礼品は特製イクラしょうゆ漬け500g。男鹿では、男鹿沖海水から生まれた天然にがりを使った男鹿の減農薬あきたこまち「なまはげ米」(3kg)と魚醤のしょっつる、男鹿半島の塩のセット。南国町ではレモングラス・レモンバーム・カモミール・ミントをブレンドし、1袋で30回分のハーブティ5セット。このほか、いずれも1組に1セットずつ地元の特産品がプレゼントされます。なお、対象地域は今後、さらに増える予定です。

また、「JALふるさとへ帰ろうクーポン」は帰省にも使える航空券。現在は九州・沖縄を中心に、目的地は28ヶ所あります。

謝礼品のお得感ばかりが話題になることの多いふるさと納税。しかし、実際に応援している地域に足を運び、地元の人と交流することで、本来の「ふるさと納税」の目的が達成できるのではないでしょうか。いつもとは違う旅に出かけると、また新しい発見ができそうです。

■ ふるぽ
furu-po.com
■ きふたび第一弾
furu-po.com/kifutabi
■ JALふるさとへ帰ろうクーポン
furu-po.com/furusato

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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