今だからこそ筆記用具にこだわる
2016.09.30
細やかな職人技で多くの人に愛される万年筆
大人のこだわりの品として持っておきたいもののひとつ、とも言えるのが万年筆。近ごろは連絡のやり取りはメール、文書を書くのはパソコンと、文字を書く機会が減っています。とはいえ、会合やパーティなど、外出先では名前の記入を求められたり、メモを取ったりと、むしろ人前に出る大事な場面でこそ自筆が求められます。そんな時、いい万年筆を持っていれば、周りの人の目に留まること間違いなしです。
宮城県仙台市にある「大橋堂」は、大正元年創業当時から万年筆を手作りしています。ボディは経年劣化しにくいエボナイト製。一本一本を足踏み式のろくろで削っていきます。そして、使う人の手に合った万年筆を作るため、大橋堂では対面式で作るのがポリシー。どのあたりを持つか、紙に対してどのぐらいの角度で書くか、筆圧はどうかなど、実際の使い方をチェックしたうえでペン先を調整。使い手ひとりひとりにとって書き味のよいその人専用の万年筆が完成します。
なお、使っていく中で不具合が出た時には、メンテナンスにも応じています。購入した時期を問わず、無期限で対応してくれるので、長く愛用できるのも嬉しいところです。
大橋堂の店舗は仙台にしかありませんが、全国のデパートの催事場などにたびたび出店されています。情報はフェイスブックで告知されますので、ご興味のある方はそちらをチェックしてみてください。また購入者には、近くに出店する際にハガキで連絡をくれるそう。こうした細やかな配慮も、大橋堂の万年筆が多くの人たちに愛される理由かもしれません。
商品は、基本となるスタンダードが3万2,400円~、本漆仕上げは15万1,200円~、漆絵を施した商品は19万4,400円~です。使い手の書き癖を理解した職人の手で作られ、使うほどになじんでくる大橋堂の万年筆。人生を共にする道具にふさわしい逸品です。
■ 万年筆の大橋堂
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執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部