海外不動産の投資先で有望なのはインドネシアとオーストラリア?
2015.01.19
開業医が考えておきたい海外不動産投資
プライスウォーターハウスクーパース(PwC)の「不動産市況の新しい動向・アジア太平洋2015」によると、今後1年間で注目すべき投資先の都市は、1位・東京、2位・ジャカルタ、3位・大阪、4位・シドニー、5位・メルボルンという結果になりました。
経済の活況で人気のインドネシア
2位のジャカルタは、2012年には11位でしたが、13年にいきなり1位に浮上し、その後は高い支持を得ています。理由はインドネシアの経済が活況にあること。それに伴い不動産価格がこの数年で大幅に上昇しているのです。
このところ不動産価格は値上がりしていますが、ほかのアジア地域と比べれば、まだ割安感があります。加えて空室率が低いことが魅力となっているようです。
急速に人気が高まるオーストラリア
4位のシドニーと5位のメルボルンもこのところ急速に人気が高まっています。アジアの新興国は経済規模が小さく不安定であることは否めませんが、オーストラリア経済はすでに成熟しており、安定感があります。不動産の利回りも依然高く、投資家の支持を得ているようです。
特にシドニーでは開発が活発に行われており、築年数の古いオフィスを住宅に転用するプロジェクトが盛んです。自国の不動産市場が低迷しているシンガポールや中国のデベロッパーが多く開発に参入しているともいいます。
低迷するシンガポール、依然好調のアメリカ
インフラが充実していることなどから人気の高かったシンガポールは、このところ低迷しています。過熱した不動産市場を冷却するため、政府が2013年以降、規制を強化していることが要因です。
一方で米国の不動産市場は依然、好調です。好景気と低金利が投資家の投資意欲を掻き立てているのです。また中国マネーが大量に流れ込み、市場を下支えしている面もあります。
いずれにしろ今年は海外不動産の動向もチェックしてみてはいかがでしょうか。
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