開業医のミカタ

クラシック鑑賞から釣りと、様々な秋を堪能

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2017.11.21

アキノヨナガ

提 琴 弓と弦(ユミトツル)


10月初旬、夫婦で以前から楽しみにしていたクラシックコンサートに行ってきました。

10月1日(日)『高嶋ちさ子12人のヴァイオリニスト〜BestClassicsHarmony〜』

客層は子供から老夫婦までと、幅広い年齢層に人気の高さを感じました。

12人のバイオリニストとは高嶋さんを入れての人数で、今年で11年目だそうです。

12人以外の予備軍もおり、その日の演奏の調子や体調で当日のメンバーが決まるそうです。

演奏曲のコンセプトは、誰もが知っている曲で5分以内にまとめてしまう構成で、確かにどこかで聴いたことのあるメロディーばかりです。

また12人揃っての演奏とダンスは圧巻です。
演奏技法の紹介や、初心者へのバイオリン教室のコーナーもあり、「右腕をそのまま引いて! アゴあがってる! 違うって! ちがうちがうちがう!!」…数分前に初めてバイオリンを手にした60代とおぼしき大阪のおっちゃんに、ステージ中央での容赦ないスパルタ教育。

テレビで見たままの高嶋さんのキャラが炸裂し、ホール内は吉本新喜劇なみに爆笑が止まりませんでした。

10月8日(日)『葉加瀬太郎 VIOLINISMⅢ』

イタリアの架空の町で音楽仲間が時々集まり演奏会を開くという設定から始まります。

バイオリン、ピアノ、ギター、チェロ、コントラバスの五重奏に、パーカッション奏者のパントマイムやタップダンスと共に物語が進んでいきます。

休憩前には十分に時間をかけた葉加瀬グッズの紹介動画が流れます。

「右手にハカセンス(扇子)、左手にハカシェイカー(シャカシャカ鳴る木楽器)を持ってないとラストで一人ぼっちになっちゃいますよ〜」と言葉にも熱が入ります。

『エトピリ辛カレー』(曲名より)や『靴下はかせたろう』の紹介は胡散臭さを超え、もうワケがわかりません。

もちろん場内は大爆笑の渦。反面、作り込まれた演出と確かな技術で奏でる一曲一曲は、ホール中を虜にします。

この振り幅の大きなギャップがリピーターを増やし、チケットが入手困難な理由もわかりました。

ラストはもちろん『情熱大陸』。狂喜乱舞の13分間がはじまります。

扇子が舞い、ハカシェイカーが振られる。
スネアドラム(小太鼓)による6人のセッションはカッコよすぎて思わず見惚れてしまいました。

この2人には共に通ずるものがあります。
大衆が『音を楽しむ』という原点に音楽家としての使命を感じました。

プロ魂やエンターテイナーとしてのクオリティはもちろん、その精神性には同じ炎が宿っているのではないでしょうか。

会場でCDを購入すると握手とサインがついてきます。

パラソーシャル関係という言葉をご存知でしょうか? AKB48などに見られる「会いに行けるアイドル」がコンセプトの彼女たちのファンは、圧倒的忠誠心を持ち、推しメンの一挙手一投足を見守ります。

“遠いようで身近なアーティスト”という意味では、彼女たちにも通じるものも感じました。

クラシックの普及には回り道かもしれませんが、敷居を下げ誰もが楽しめる環境を創造し、日々活動しているワークスタイルは見習うべきことがあります。

クラシック初心者の私にとって心地よいコンサートでした。

白 鱚 至福の追求


葉加瀬太郎コンサートの翌日、遅めの出発ですが、朝10時ごろから夫婦で釣りに出かけました。

釣具屋でアオリイカ釣用のエギ(疑似餌)とキス用の仕掛け、餌の青虫を買い、釣場まで足早に向かいます。

近所の公園と漁港の間のポイントで波止場にステンレスの柵が設けてあり、家族連れでも安全な場所です。

すでにリサーチしていた場所がたまたま空いており、家族連れと地元のおっちゃんたちがひしめくなか、運よく狙っていた釣場を確保することができました。

まずは全くの初心者である奥さん用のキス釣り仕掛けを投げ込み、柵に立てかけアタリを待ちます。次に自分の仕掛けを準備しようとするや否や、「なんか引いてる!!」と奥さん。

小ぶりですが真白に輝くシロギスが揚がります。第一投目で釣れるなんて…ビギナーズラックって本当にあるんですね。

「今日はイカ釣れてます?」
「全然ダメや…どこにおるかわからへん…」

地元のおっちゃんから、この情報を聞き出し、キス狙い一本に絞ることにしました。

隣でアジを爆釣している親子を横目にひたすら竿先に集中します。

「青虫をさわれない」、「仕掛けを投げられない」、「生きた魚が苦手」の三拍子揃ったお姫様のような奥様の変わりに、心優しい私は汗だくになって二人分の仕事をします。

その甲斐あり、4時間ほどの間に二人合わせて5匹のキスを獲得しました。うち2匹は約24㎝で、この時期にしてはまあまあのサイズだそうです。3匹の真鯛も釣れましたが、子供の手のひらサイズでしたのでリリースしました。

家路につき、YouTubeを見ながら悪戦苦闘してキスをさばく奥様は、華麗な三枚おろしをする近所の鮮魚店の大将に大いなる尊敬の念を抱いていました。

夕食時3匹のキスフライと2匹の塩焼きをビールと共に美味しくいただきました。
その瞬間は、お酒好きな釣り人にとって最上級の至福の時間です。

読 狂 病的インプット

ここ数年、書籍の爆買い衝動が不定期に訪れます。

ひどい時は1週間で10冊以上買い込んでしまい、読みかけの書籍が本棚と机の上で順番待ちの列をなしています。

好奇心旺盛なだけだと、止まらない活字の渇望症をボジティブに捉えています。ここでは私が今年読んだおススメ書籍をご紹介します。

『サピエンス全史(上)(下)』(ユヴァル・ノア・ハラリ著)

2017ビジネス書大賞を受賞した作品と知り購入しました。

歴史学者である著者は史学以外の膨大な知識量で独自の見解を縦横無尽に述べていきます。現存する国家、宗教などが虚構である理由、未来に向けて人類が向かうところなど飽きさせる事がありません。

『マーケティングの未来と日本 時代に先回りする戦略をどう創るか』(フィリップ・コトラー著) 

近代マーケティングの父、現在86歳のコトラー先生が日本向けに書いた一冊。

次の本のテーマはクリエイティブ・リタイアメント(創造的引退)だそうです。
尊敬するコトラー先生のあくなき探究心には頭が下がります。

『スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン』(カーマイン・ガロ著) 

2007年iphone発表の基調講演も一緒に見ると彼の凄さがわかります。

プレゼンの発表の裏で考え抜かれた戦略とこだわり。
今年私の中で一番ドッグイア(ページの角を折る)がついた一冊です。

『一日一生』(酒井雄哉 著) 

荒行である「千日回峰行」を2度満行した、天台宗大阿闍梨。

「一日を一生のように生きよ、明日はまた新しい人生」と解く。

戦争、妻の突然死から僧侶への人生。忘己利他とは?人生に迷える人へのバイブルです。

他にもご紹介したい書籍は多数ありますが、秋の夜長に読書はいかがでしょうか。

私事ですが只今2冊目を執筆中です。来年6月出版予定です。お楽しみに(最後は宣伝でした…失礼しました)

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秋といえば、秋刀魚、柿、栗、新米など美味しいものが真っ先に思いつく。

夏から秋に変わるこの時季が一番好きかもしれない。
うだるような夏の残暑が終わると、食欲が湧き力がみなぎってくる。

何かやってみようとする意欲が生まれる早秋は、四季がある日本独自のものだ。
この季節が大好きな母親の古希のお祝い旅行に紅葉狩りの計画を思いついた。

秋深き 隣は何を する人ぞ

- 松尾芭蕉(俳諧師/1644~1694)

■プロフィール
恒吉雅顕(つねよしまさあき)
2006年
株式会社インベストメントパートナーズ設立メンバーとして参画。
2014年
公益法人日本医業経営コンサルタント協会 コンサルタント認定登録

全国500人以上の個人開業院長、医療法人理事長を中心に、人生設計をサポートし、医院形態、規模、年代、地域性など、集積したデータをもとに主にリタイアメントに向けた資産形成の設計管理を行う。
また士業連携チーム(税理士、会計士、FP、弁護士など)と共に医療法人化、医院譲渡、相続、労務問題、スタッフ教育などの諸問題を幅広く解決している。

2015年
出版:「開業医のための資産形成術幻冬舎メディアコンサルティング」

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イラスト:かたおかともこ