Q&A

医師が海外移住をする際に考えておきたいポイント

海外移住 マレーシア

2016.06.09

医師がリタイア後マレーシアに海外移住するメリットは?

生まれ育った日本を捨ててまで、海外に住みたい本当の理由って?

大学の医局時代の先輩が、リタイア後マレーシアに永住するそうです。話を聞いているとなんとなくよさが理解できますが、生まれ育った日本を捨ててまでマレーシアに住みたい本当の理由って、いったい何でしょうか?

Q&A先生2

■相談者プロフィール
眼科開業医(医療法人) S先生(54歳)
開業15年目
売上約21,000万円/総資産:17,000万円
Answer

日本とマレーシアを比較するとわかります

東南アジアは、移住永住やロングステイ先として、現在、医師の皆さまに人気が高いエリアです。特にマレーシアへの移住永住者数や長期滞在者数はここ数年、増加傾向にあります。とはいえ異国の地に永住するとなると、「言葉」、「治安」、「医療」の問題があります。

まず「言葉」。私自身の体験ですが、先日初めてマレーシア視察に出かけました。私の義務教育レベルの英単語でも、バーで出会った現地コーディネーターの知人たち(もちろん初対面)と、ビールを飲みながら遅くまで会話を楽しむことができました。

第二外国語として英語を日常的に使っている彼らは、カタコトの英語で喋る外国人の対応に慣れているようです。

「治安」については、麻薬や銃などの所持は極刑に処されるなど、刑罰が厳しく安定しているといえます。私が訪れた東マレーシアのサラワク州クチンは、比較的現地の人は穏やかで、悪い人は見あたりませんでした(私の勝手な思い込みかもしれませんが…)。

「医療」については、総合病院が各地にあり、日本人医師や看護士が常駐している機関もあります。医療水準は日本と変わらないそうです。

マレーシアで定期口座を開設すると1年定期で約3.4%の利息がつきます。さらに開設口座で利回り6%以上のファンドや、3年で元本越えが確定する生命保険の購入も可能です。

例えば、医師の方がリタイアまでに1億円貯めてマレーシアに永住。そして6%の投資商品を購入した場合、年間600万円の利息収入があります。ご夫婦2人で贅沢しなければ、年間600万円もあれば充分生活していけます。

仮に仕事を続けるにしても、所得税の最高税率は25%で、住民税はありません。

あくせく働く日本社会の喧騒と、縛りがキツイ税制から逃れ、マレーシアでのんびり余生を送りたいという理由は、医師の皆さまだけでなく、永住者全員に共通しているのかもしれません。
※「ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国2015』

住み心地抜群のマレーシア

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海外の教育をどう見るか?

■ 子供の教育についての違い(シンガポール)

今回のマレーシア訪問の最大の目的は、次世代を担う子供達のために、クチンのスインバン大学で子供達が安価で英語を学ぶことができる4週間の短期留学サービス実現に向けた視察でした。

多国籍、異文化、異宗教の人種が混ざり合いながら、唯一のコミュニケーションツールである英語力を高めていくコースです。

私自身、団塊ジュニアど真ん中で、英語に限らず、4択のマークシートを正しく埋めるための教育を受けてきました。だからこそ、実践的な英会話を使い、グローバルな価値観で、混沌とする世界を闊歩できる日本人を育てていきたい…そんな思いからこのプロジェクトに着手したところです。
※スインバン大学公式HP

学校とは思えないほど美しくデザインされたスインバン大学

ジム・ロジャーズという伝説の投資家をご存知でしょうか。

世界116カ国を旅した結果、将来的に中国語と英語の必要性を強烈に感じて、3回目の結婚で授かった2人の娘のために、この2カ国語を同時に学べる環境があるシンガポールに移り住んだのだそうです。

マレーシア視察の次に訪れたシンガポールは国際的に教育水準が高く、しっかりとした教育制度があります。なぜか? 

資源のないシンガポールが真っ先に行なった政策は、エリートをつくることだったのです。制度を簡単にまとめると、小学6年生で今後の進路がほぼ決まり、成績上位者には奨学金が与えられます。シンガポールは教育ママが多いというのもうなずけます。
※シンガポールの教育システムについて

海外と日本の資産形成の違いについて

■ 日本人と海外の資産形成リテラシーについて

日本人は100歳になっても貯金する、イタリア人は死ぬまでに使い切る、スウェーデン人は貯金をしないといわれています。

文化や社会保障制度の違いで、リタイア後のお金に関する価値観はまったく違います。

日本人の資産形成リテラシーのルーツをさかのぼってみましょう。農耕型民族として災害飢饉に備え、備蓄をする習慣が元々ありました。さらに戦争時には「貯金は美徳」が政府から推奨されていたことに行き着きます。

さて、日本の教育に話を戻しましょう。1972年生まれの私は、義務教育で「お金」に関する教育を受けた覚えがほとんどありません。

唯一、小学4年生の社会の授業(だったと思います… )で新聞の株価の欄から一社選び、翌週株価がどう動いたか?という会社の仕組みを学ぶ(?)授業があったことを、かすかにですが覚えています。

では、私たち世代はどこで「お金」について学んだのでしょう?子供のころは欲しいものがあると、お小遣いを貯めて買うのが当たり前でした。でも、どうしても早く手に入れたいときは、肩たたきや皿洗い、お使いなどの家内アルバイトをしてお駄賃をもらい、手持ちを増やして物欲を満たしていました。

そんな「働かざるもの食うべからず」精神を、私たち世代は磯野カツオ先生から学んでいたのではないでしょうか。
 
6歳でビジネスを始め、11歳で株を購入した世界的投資家ウォーレン・バフェット。彼が育ったアメリカでは、小学生に対して株式投資の授業があります。

幼い頃から投資を身近に感じ、そして社会人になると株を所有することに誇りを持つアメリカ人と、お手伝いでお小遣い稼ぎをしてきた日本人では、投資リテラシーの差は歴然としています。

もっとも、もしカツオが株に投資していたとしたら、「ばかもん!!!ギャンブルなど、もってのほかだ!」と、波平の逆鱗に触れていたことでしょう。

海外移住 マレーシア

開業医のミカタでは、いまさら聞けないけど知っておきたいなど、医師の皆さまからのご質問も受付けております。次回もおたのしみに!

■プロフィール
恒吉雅顕(つねよしまさあき)
1972年福岡県生まれ
様々な業種を経験後、2006年/株式会社インベストメントパートナーズ設立メンバーとして参画
2014年/公益法人日本医業経営コンサルタント協会コンサルタント認定登録

開業医に関わる様々な問題解決を経営面、ライフプランから独自の視点でコンサルティングし、現在までに約500人の実践的資産形成の設計を行う。

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イラスト:かたおかともこ