MANAGEMENT

誤解を生まない「上手な指導法」とは!?

メラビアンの法則

2017.12.27

「メラビアンの法則」でスタッフとのコミュニケーションを円滑に

医院経営をされている方の中には、年齢も性別も違うスタッフとの意思疎通がうまくいかない、優しく諭すように言葉に気をつけて伝えたのにスタッフは怒られたと感じたようだなどと、スタッフとのコミュニケーションの中でうまく意向が伝わらなかった経験をお持ちの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は「メラビアンの法則」を活かして部下とうまくコミュニケーションをとる方法についてお話します。

メラビアンの法則とはアルバートメラビアンというアメリカの心理学者の実験結果から導き出されたもので、限定的な状況下の上で相手に話をした場合、話の内容などの言語情報が与える影響が7%、声の大きさや話の速さなどの聴覚情報が18%、身振り手振りや話し手の表情などの視覚情報が55%の割合であったことから7-18-55のルール、またVocal(言語)Voice(声)Visual(視覚)の頭文字をとって3Vの法則とも呼ばれています。

この実験は以下のような限定された条件下におけるものでしたが、

①好意や反感などの感情について相手に伝える
②聞き手がどちらともとれるようなあいまいな表現をする(話している内容と話し方などが矛盾している場合)

言語情報が与える影響がたったの7%であったという実験結果のみが一人歩きし、巷の就活本や自己啓発セミナーなどではメラビアンの法則を拡大解釈し、「どんな話をするかよりも、どのように話すかがコミュニケーションの全てである」といった話をされることも多いようです。

限定的な条件の下での実験なのでコミュニケーション全般に当てはまるものではありませんが、メラビアンの法則が限定的な条件下でのみ成り立つものであったとしても、私たちはこの実験からコミュニケーションにおいて話の内容以外の情報が相手に与える影響が想像以上に大きいものであるということを学ぶことができるでしょう。

「何を話すかより、どう話すか」というのは言い過ぎですが、話し方というのは非常に重要なものなのです。例えば、スタッフを指導する際には以下のように用いることが出来ます。

「上手な指導」というのは非常に難しいことです。特に昨今はパワハラに敏感な世の中になってきているので、きつく叱責するような態度をとってしまうと部下に訴えられたり、辞められたりする可能性も考えられます。しかし、部下の至らない点を指摘しなければ、それが改善されることはなく、部下自身のためにもなりません。

まず、スタッフを指導する際に、意識したほうが良いのがアイコンタクトです。

話をしているときに目を伏せたり、わざと目を合わせないように後ろを向きながら指導したりしてしまうと、その言葉遣いが丁寧なものであったとしても、スタッフの目には「真摯に向き合ってくれていない」、もしくは「威圧的だ」と映ってしまうことがあります。

そのような誤解を生まないためにも、忙しいときでも。しっかり向き合い、目を見て、伝えるように努めましょう。

また、次に影響が強いと言われる「聴覚的」要素で誤解を生まないためには、冷静かつ毅然とした態度で語り掛けるように改善するべきことを指摘してあげましょう。

例えば、話の最中にため息を吐くような態度は、「呆れている」という感情を相手に露骨に伝えてしまうため、スタッフを委縮させてしまうことになります。また、早口でまくしたてるような口調も同じ理由で控えたほうがいいでしょう。

きちんと目を見て、諭すようにゆっくりと伝えることは、心がけ1つで即実践することがでることです。メラビアンの法則を活かして上手な指導ができる上司になれば、部下からも信頼されやすくなり、仕事も円滑に進むはずです。是非とも参考にしてみてください。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部