マネジメント

動画を有効に活用し、増患につなげましょう

iPhone6に続いて登場したのは、新しいiPadとiPad mini

2015.10.21

歯科医院の動画マーケティングVol.2

動画はコミュニケーションツール。

これは前回お伝えしましたが、コミュニケーションツールというからには、まずは相手に届かなければなりません。

どれだけ最新設備を整えても、優秀なスタッフをそろえても、医院がどこにあるのか分からなければ患者さんは来ません。動画などのWebコンテンツも同じで、Webで検索したときに上位表示されなければ意味がないのです。

では、動画を見つけてもらうにはどうすれば良いのでしょうか。

たとえば歯医者さんを探すとき、ほとんどの場合はGoogleやYahooなどの検索エンジンを使って、『歯医者+地域』 という感じで検索するでしょう。試しに、『歯医者+秋葉原』 と検索してみてください。2ページ目あたりで1件だけ動画が出てきます。活字の中で1件だけ動画がでてくると、とにかく目立ちます。加えて、初めてのぞく歯医者さんに対しては不安ですから、少しでもそこの様子を見たいと思うものです。

それに、あなたもWebで何かを探すとき、ていねいに上から順番に探すのではなく、目についた部分や興味を持ったところから見ていきますよね。そう考えると、そのページのトップに表示されている医院よりも見られる確率は高そうです。

では次に、『歯医者+秋葉原+子ども』で検索してみてください。やはり2ページ目に動画がでてきますが、今度は先ほどとは別の医院がでてきます。ちなみに、この医院は 『歯医者+秋葉原+入れ歯』 と検索する1ページ目に表示されます。

つまり、検索キーワードの内容で表示順位がちがうということです。

たとえばYoutubeを使って動画をアップすると、タイトルやタグを入力しますが、ここに上位表示されやすい検索キーワードを入れます。キーワードをまちがえると、当然ながら上位表示はされません。

ただし、実際にホームページに動画が埋め込んである、または動画をアップしている歯科医院は非常に少なく、そういう面ではほとんど競合はいません。難しく考える必要はないのです。

店舗型ビジネスは地域密着型が基本ですから、まずは 『歯医者+地域』 ですね。他によく検索されそうなキーワードといえば 『子ども』・『インプラント』・『痛くない』・『ホワイトニング』 などでしょうか。そのあたりは楽しみながらテストしていけばいいと思います。

動画の数さえあれば、これだけでも充分に勝てます。動画を1つアップするということは、ホームページを1つ増やすのと同じです。100個の動画をアップすれば、100個のホームページを持っているということになります。1つの動画の長さは1〜2分あれば充分です。

あと2年後には、動画を使ったホームページやマーケティングは、歯科医院でも当たり前のようになってくるでしょう。そうなると、上位表示させるためのキーワードを選ぶだけでも大変です。

しかし今はまだ、楽しみながら一人勝ちできる環境です。今のうちに他の医院がついてこられないぐらいの動画の数をアップしてしまえば、その差を埋めることはかなり難しくなります。目安は年間に1000〜1200個です。1日あたり3つの動画をアップしていく計算ですね。

もちろん時間は使いますし、続けるのは楽ではありません。しかし考えてみてください。

日本のマーケットはどんどん縮小していきます。

1人の患者さんをいくつもの医院が奪い合うことになります。

別に不安を煽るわけではありませんが、それは遠い未来の話ではありません。2020年の東京オリンピックが終われば、嫌でも実感することになるでしょう。

そうなってから何ができるのか、今のうちにできることは何か。

動画はコミュニケーションツールですが、その目的は増患対策です。

今からはじめますか? それとも5年後にはじめますか?

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執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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