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面接が難しいのは当然。だから「見極め」ではなく「確認」に!

面接が難しいのは当然。だから「見極め」ではなく「確認」に!

2014.11.12

面接は、当日までの準備が大事

スタッフの採用にあたり、必ず必要なもの。それが面接ですが、さてあなたは、面接は得意ですか?それとも苦手ですか? 

「面接は慣れているし、自分のノウハウも持っているからまったく問題ない」という方は、世の中にいったいどのぐらい存在するでしょうか。100人に1人ぐらい?いや、1000人に1人?それとも…1万人に1人? 

実際のところは分かりませんが、ただ言えるのは、【面接官のほとんどはプロではない】ということです。ほとんどの方は他に主となる業務があり、必要に応じて採用という業務も兼任する“素人”です。

当然ながら、1時間程度で初対面の方の適性などを見極め、数人、あるいは数十人の中から選ぶということは、とてもハードルが高いことですね。面接官という立場上あまり顔に出さなくとも、頭の中では、「最初に何を質問すればいいかな? そして、何を質問されるかな?」とか、「履歴書に書いてある実績は本当かな?ちゃんと仕事してくれるかな?」「いつまでに返事すればいいかな?」などと考えてしまうものです。

もちろん、面接官といえども人間。そのうえ素人となれば緊張もするし、相手の反応も気になり、落ち着かず面接に集中できなかったりもするのです。繰り返しになりますが、【1時間程度で初対面の方を見極めるのは難しい】のです。

これは歯科医院も例外ではありません。面接は院長が行うのが大半かと思いますが、院長の仕事は、経営に関すること以外では診察や治療がメインですから、面接に関しては経験が少なくて当然です。しかし採用には面接が必要です。だからといって1人の面接に2時間も3時間もかけられません。

これを解決するには、“面接の役割”を根本的に見直す必要があります。1時間では見極める時間が少ないなら、見極める時間は面接の前につくってしまえばいいのです。つまり、【面接は最終確認のための時間】にするのです。

何を確認するのか。まず院内での役割、つまり相手に任せたい仕事や組織内でのポジションを伝えます。衛生士としてキャリアを積みながら、将来的にリーダーとしてスタッフをまとめてほしいとか、助手として患者さんと医院のパイプ役を担いながら、組織ではリーダーの補佐をしてほしい、などと具体的に伝えます。

そして相手には、将来、医院においてどんな役割を望むのか、それが医院とかみあっているのかを確認をします。ここがかみ合わないと、結局は将来的に組織として成立しなくなってきますからね。たとえ優秀なスタッフであったとしても、手放すことになってしまいます。

そして、それを確認すべき相手を見極める時間を事前につくればいいのです。医院説明会を行い、その中で院長や他のスタッフと交流を持つ場を持ち、体験実習や見学会を取り入れてもいいでしょう。

希望者と一緒に食事をしながら、医院の1日を話すのもいいかもしれないですし、相手の出身地や名前の由来などを聞いて、もっと人間的な交流を深めてもいいかもしれません。接する時間や回数が多いほど、お互いに理解できるチャンスも増えますからね。

こうして面接までに見極めを行い、最終的に面接でお互いの意思を確認すれば良いのです。面接のプロである必要はありませんし、1人1時間の面接でギャンブルのような採用もしなくて済みます。さて、採用が楽しみになってきませんか!?

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部