INTERVIEW

いかにオカネを残し上手に使うか。 先生と一緒に考え実践します

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2015.05.27

開業医専門資産形成コンサルタント 恒吉雅顕氏インタビュー

理想の未来を実現するために経営面、ライフプラン面から様々な視点でコンサルティングを行う、株式会社インベストメントパートナーズ。創立メンバーであり、これまで500人以上の資産形成を行ってきた恒吉雅顕さんに、最新事情を伺いました。
【プロフィール】
開業医に関わる様々な問題解決を経営面、ライフプランから独自の視点でコンサルティング。現在まで約500人の実戦的資産形成設計を行う。2006年株式会社インベストメントパートナーズ設立に参画。現在、同社上級コンサルタント。

働いても働いてもオカネが残らない方へ

——最近のお客様からの問合せは、どんな傾向にありますか?

恒吉雅顕(以下、恒吉):最近というか、弊社インベストメントパートナーズの歩みをちょっと振り返りながら触れたいと思うのですが、いいですか? 金融業界でいうと2006年に大きな動きがありましたね。リーマンショックがあり、保険の不払い問題とか、ライブドアショックとか。そんな世の中に不信感が蔓延している時期に弊社は立ち上げているんです。

——資産形成という言葉さえ、毛嫌いされていた?

恒吉:そうです(笑)。でも同時に相談が多かったのも事実。“塩漬けになっているファンドがあるんだけど、どうすればいい?”みたいな感じですね。ただ、そのとき弊社としても一生懸命お話させていただいても、実績がないので信用を得られない。そこにジレンマがありました。だから設立当初は、正直、大変でしたね。

——それが徐々に世の中が変わってきた。

恒吉:日経平均で見ても、2009年くらいまでは8000円台まで下がりましたよね。それがいま、ようやく盛り返しつつある。とはいえ、やはり2006年に失敗している人が相当数いるので、みなさん慎重です。

——でも、相談にはいらっしゃるんですよね? 保険についてとか…。

恒吉:そうですね。僕が見て、「まだこんな保険に入っているの?」という方が大勢いらっしゃいます。で、無駄を省きたいんだけど、どうすればいいの? という問合せが増えてきたのが、最近の状況でしょうか。

——節税したいという声は切実?

恒吉:そうですね。お問い合わせを頂くのは、最低でも年収1000万円以上。4000万円くらいの方が中心です。そうなると累進課税は50〜55%くらいになる。

恒吉インタビュー写真3

——いくら働いても、手元にオカネが残らない?

恒吉:そうなんです。忙しさと収入が比例しないという、おかしな現象が起きている。極端な話、午前中は国のために働いて、午後からが自分のための時間ということ。

——保険でも無駄があり、さらに税金までとなると…。

恒吉:つまり“現状がわかってない”ということなんです。だから、とにかく見てくれ、というお話をいただくんです。

——最初は、どこから始まるのでしょう?

恒吉:オカネにまつわることはすべて、です。決算書、保険、借り入れ…出て行く分と入って来る分を明確にしてもらいます。数字がわからないと、話になりませんから。次に希望を聞く。何歳で、どんな生活を、誰としたいか…と。

——決算書を見せるって、なかなかハードルが高いような気がするんですが?

恒吉:先生方って、孤独なんですよ。顧問税理士に相談しても埒があかなかったり、奥様にも話せなかったり。だから不思議な現象ではあるんですが、お会いしたこともない方が、ダンボールいっぱいの資料を送ってきたりするんです。

——それだけ困っているということですよね。相談に来る方に傾向はありますか?

恒吉:忙しい方ですね。1年のうち9割以上の時間を仕事に費やしている。家族サービスすら、満足にできないような方。

——ということは、売上は伸びているわけですよね。でも忙しくて対策が立てられないから、税金が高くなる…。

恒吉:そういうこと。税金を払うのは、もちろん悪いことでもありません。でも後で気づくわけですよ。“こんなに払っているのか”と。年収が4000万円あれば、簡単に言えば2000万円の税金を払っている。で、そのうち保険に1000万円払っていたりするんです。すごくもったいない。でも、払いすぎているのがわかっても、どうすればいいか考える余裕がないわけです。

——気にはなるけど、日々忙しくて後回しになっているんですね。

恒吉:例えば開業医の方って、人当たりが大事ですよね。これははっきりしているんですが、売上が高いところって、コミュニケーションを大事しているところが多いんです。また自分の技術や治療方法に対してこだわりを持っている方も多い。つまり、いい先生なんですよね。

恒吉インタビュー写真2

パートナー以上フレンド未満でサポート

——勤務医の方の相談内容は?

恒吉:まずはキャリアについてです。これから自分はどうすればいいか、ということ。ただ、年齢ごとにちょっと違います。30代であれば、“開業しますか? このままですか?”という感じですが、50代ですと“ゴールはどこに設定します?”ということになります。

——都市部と地方部ではどうでしょう? そもそも悩みが違うのか? 環境の違いによってアドバイスの中身も変わるのでしょうか?

恒吉:あまり関係ありません。地方でも、都市部より売上がある方もいる。都市部に比べ、競争率が低いせいもあるようですね。だから悩みは一緒。

——節税とか?

恒吉:そうですね。田舎の方だと、何十年も同じ税理士さん、保険の外交員さんという感じで、やはり無駄がある場合が多いですね。

——コミュニティが限られているわけですね。

恒吉:情報をどのようにキャッチするか、と。いまは自分から能動的に動けば、情報は取れますよね。テレビや新聞はもちろん、スマホでもウェブでも見ることができる。要はそれをどのように解釈するか、ということ。

——それができていないわけですね。

恒吉:そもそも何のキーワードで検索したらいいのかがわからない。でも、それも無理もないかな、と。朝8時半には診察室に入って、昼食も満足に取らず、夜の10時くらいまで診察室にいる…そんな生活を毎日やっていたら、残りの時間に税金や保険のことをチェックするような体力はないと思います。

——それを恒吉さんが担当する、と。

恒吉:そうですね。先生のとこのNo.2みたいな感じでお付き合いできればいいと、いつも思っています。売上を伸ばす部分というのは、先生の腕と経営手腕。その後にくる、いかにオカネを残すか。そして上手に使うか。その部分でお手伝いできればと思っています。

——変な業者から電話があったときの相談とか?

恒吉:実際、そういうタイミングでご相談されることは多いですね。会社の名前もそうですけど、先生にとってパートナー以上フレンド未満といった感じでお付き合いできると、一番いいですね。

——そのような思いから、コラム「開業医のミカタ」もスタートされたわけですね。

恒吉:はい。みなさんが忙しくて、やり過ごしてしまっていることに気づく、きっかけになってくれればいいな、と。節税や事業継承、保険などに対して、資産形成という視点からこれまで自分が培ってきたものを、これからもみなさんに提供していくつもりです。