ファイナンス

始まりと内容、そしてそれがもたらす変化とは?

開業医 フィンテック

2016.10.11

開業医のためのフィンテック講座Vol.1

新聞やTVなどで「フィンテック」という言葉を目にする機会が多くなってきました。一体このフィンテックとはどういったものを指すのでしょうか? また、何がメリットとして挙げられるのでしょうか。今回はフィンテックについて解説していきます。

■金融とテクノロジーを併せた造語が「フィンテック」

フィンテックとは、ファイナンス(Finance)とテクノロジー(Technology)の2つの言葉からできた造語です。つまり金融とテクノロジーを融合させた金融サービスのことをさします。例えば、スマートフォンを利用した決済であったり、人工知能などの最新技術を駆使することで活用できるサービスだったりがフィンテックに該当します。

こうしたサービスがより具体化してきたのは、2008年の金融危機以降といわれています。つまり7~8年程度前の話であり、フィンテックという言葉が使われ始めた時点でいえば、5~6年前のことなのです。ちなみに日本では日本経済新聞が2014年にフィンテックという言葉を利用しています。そのため、日本でフィンテックという言葉が浸透し始めたのはつい2年ほど前のことなのです。

■テクノロジーが金融サービスを変える

フィンテックがもたらす変化として、これまでの金融サービスをより身近に、より効率的、便利にしてくれていることが挙げられます。例えば、これまでであれば、銀行を通して送金を行う必要があったものが、携帯電話1つで送金や決済を行うことが珍しくなくなってきています。

また人工知能(AI)により、自動的に効率的な資産運用を行ってくれるサービスも次々と出てくることでしょう(一部企業は導入済み)。

フィンテックにより、AIの活用がさらに進み、生活環境や取引慣習が一変する日は近いのかもしれませんね。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部
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