FINANCE

死後のためのみではなく、生前の安心のためにも

エンディングノート

2016.03.14

意外と知らない“エンディングノート”の使い方Vol.2

エンディングノートは、自分が亡くなった後の葬儀やお墓のことだけではなく、生きているときにも役に立ちます。今回は、どのようなときに役に立つのかをお伝えします。

例えば、病気やケガで入院や通院をすることがありますよね。そんなときに必要なのが、いつも飲んでいる薬や、持病・アレルギーなどの身体の情報です。小さいときからの持病やアレルギーであれば、自分だけでなく家族も知っているかもしれません。しかし、大人になってからのアレルギーや飲んでいる薬については、自分しか知らない場合があります。

薬の飲み合わせなど命に関わることもあるので、エンディングノートに書いておき、なおかつそれをコピーして常に持ち歩いていれば、万が一のことがあっても、お医者さんに伝えることができます。

また、将来、認知症になったり、介護が必要になったりすることもあるでしょう。介護してくれる人が他人の場合は、会話の糸口を見つけるのに苦労します。その手助けとして、自分の趣味や思い出の場所、好きな食べもの、愛読書などの情報をエンディングノートにまとめておくととても有効です。

加えて、保険関係のことも書いておきましょう。経営者としてではなく、一個人として入っている保険のことです。例えば、自宅の火災保険や入院・通院時に給付金がもらえる保険、がんと診断されたときに給付金が出る保険などに加入している場合は、保険会社名と保険の種類を書いておく。保険の見直しのときや実際に給付金をもらうときに便利です。

そして、家族が悩まないようにするために、延命治療についても書いておきたいところです。自分で延命治療の意思表示ができればいいのですが、多くの場合、家族にその判断が求められます。家族が考え抜いて出した結論でも、本当にあれでよかったのかと、あとあとまで心に残ることがあります。元気なときに自分の気持ちを書いておくことで、家族の負担を減らすことができます。

また、もしものときのために、臨終に立ち会ってほしい人についても書いておきましょう。家族は、もしものときに誰に連絡をしたらいいのか、わからないことがあります。亡くなる間際の自分の思いをかなえるためにも書いておきましょう。

そして、ペットを飼っている人は、ペットの情報も必要です。飼い主である自分に何かあったときには、ペットのお世話を誰かに頼まなくてはなりません。ペットの食事の好みや予防接種のこと、獣医など、愛するペットの関することについて書いて備えておきましょう。

いかがでしたか? エンディングノートは、今すぐにでも役に立つものです。家族の負担を減らすだけでなく、自分の希望をかなえることにもつながりますので、ぜひ作ってみてください。

執筆者:DR’S WEALTH MEDIA編集部